「松山千春 『大空と大地の中で』に思うこと~松山千春 全作品解説41~V1.6」S2180/R

 


 
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◇更新履歴

 

V1.0:2014.03.01 初稿

 

V1.1:2014.04.01 松山千春選曲ベストアルバムの収録有無の追加

 

V1.2:2014.10.24 オリジナルとリテイクのレコーディングミュージシャンを追記
V1.3:2015.09.08 文章を追記
V1.5:2016.05.29 文章を追記

 

V1.6:2017.05.30 過去の記事を是正、記事を追記

 


 ■ 「大空と大地の中で」 編曲者...青木望(オリジナル&リテイク)、萩田光雄(リメイク)。 但しリテイクのコンダクターは夏目一朗

オリジナル:1977年6月25日発売の1stアルバム『君のために作った歌』のA面2曲目(全12曲)。

 

リメイク(V98):1998年5月9日 発売の44枚目のシングル「この世で君が一番好き」のカップリング。

 

リテイク:2006年5月31日リリースのアルバム『再生』のDISC2の10曲目(全10曲)。

 


◇松山千春選曲ベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』DISC-4(冬)の12曲目(リメイク)

 

◇松山千春選曲ベストアルバム『松山千春の世界』 DISC-1の2曲目(リテイク)

 


◆レコーディングミュージシャン
○ オリジナル:アルバム『君のために作った歌』の参加ミュージャン 「大空と大地の中で」のみのクレジットはなし

 

01. ドラム:宗台春男、渡嘉敷祐一
02. ギター(AG):金成良悟、石川鷹彦
03. ギター(EG):芳野藤丸
04. ベース:長岡通夫、後藤次利、高水健司
05. キーボード:大原繁仁、大谷和夫、栗林稔

 

○ リメイク:後日、追記予定

 


○ リテイク

 

01. ドラム:小林勝彦
02. ギター(AG):好永立彦
03. ベース:河合徹三

 

04. パーカッション:春名正治
05. ストリングス:RUSH by TAKASHE KATO

 

06. プログラミング(打ち込み):中西進
07. ピアノ&シンセ:夏目一朗

「大空と大地の中で」の各ヴァージョンの違いとライブでの演奏

◆2017.5.30 夢野旅人

2017年5月28日のラジオ。

先週21日の放送で、

皆に訊いておきたい。

 

「大空と大地の中で」は冬の歌だけど、

 

今<季節は春から夏なんだけど、これから歌ってもいいか。

 

その問いかけに対するリスナーメールと千春のコメントはこちら

◆2016.5.29 夢野旅人

 

1. 別格である名曲の置き場所問題

 

「大いなる愛よ夢よ」を、松山千春の人生そのものと云うなれば、

 

「大空と大地の中で」は、松山千春のフォークソングの原点。

松山千春のメッセージは、

 

「大空と大地の中で」以上でも以下でもない。

 

538曲に及ぶ全楽曲 の中で別格にある。

 

ファンのみならず日本のスタンタードになったとも思う。

 

なのにライブでは演奏比率、置き場所問題で仲間内で物議となる。

 

今年の春も例外ではなかった。

 


2016年春、東京公演が終わったとき。

 

今、松山千春のステ―ジングに思うこと を書きました。

 

80年代、ツアーでは4年以上のインターバルがあった「大空と大地の中で」。

 

アンコールで頻繁に歌われだしたのが、1990年後半

スクリーンを用意して起立で斉唱を促したのが2004年秋。

 

近年では一回目のアンコールラストでの斉唱ヴァージョンが固定化。

 

ときにはアンコールラストに位置する。

松山千春の名曲にはスケールの大きな歌が多い。

 

しかしワンステージで歌えるのは、3、4曲が限度。

 


置き場所は、基本、

 

本編一部ラスト、二部ラスト、一回目のアンコールラスト、大ラスとなる。

 

この曲をアンコールのそこに置くということは、

 

他のスケール感ある歌が消失することになる。

 

それが置き場所問題である。

 


 2. 「大空と大地の中で」を歌う千春の純粋さ
かつて自分がそうであったように、

 

大ラスが、この曲で、それも斉唱ヴァージョンで〆られるたとき、

 

期待が大きい分だけ落胆が大きいのは痛いほどわかる。

もう僕は一回りしたのかな。

 

諦めではなくて受け入れらるようになった。

2016年春、東京初日、熊本地震、停電の話から、

 

デビューの年、初の野外ステージとなった羊が丘フォークフェスティバルで停電が起きマイクレスでこの曲を歌ったと、

 

マイクレス、アカペラで、

 

「大空と大地の中で」を歌いだした。

 

~果てしない大空と広い大地のその中で

 

いつの日か幸せを自分の胸でつかむよう~

 

ワンフレーズだったけど堪らなくよかった。
そのあと政治家は、声なき人の声を聞くために、耳を澄ませろてといった話をした。

そのとき思った。

 

マイクレスアカペラの時のように、

 

近年のこの曲に、純粋に耳を澄ませいたかと自問した。
千春が何度も大事な場面でこの歌を歌うのは、決して手を抜いているわけではないだろう。

 

飽きるのであれば、聞く側よりも先に歌う側のほう。

 

ステージで延べ1,300回以上は歌っているであろうこの曲を歌い続けていられるのは千春の歌に対する純真さの証明であるように感じたのです。

3. 千春の胸のうち

 

2016年5月23日。

 

テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演
テレビで「大空と大地の中で」歌ったのは、「夜のヒットスタジオ(アカペラ→ピアノ)」や「生さんま、みんなでイイ気持ち(弾き語り)」や、「NHKチャリティー・コンサート」などあるが、その中で一番、琴線に響いた。

 

宮根氏にふられて、

 

真っ先に熊本地震の被災者にがんばってほしいもんなといって歌いだした千春。

 


そのとき。

 

改めてコンサートであの置き場所で、

 

客席の斉唱を織り交ぜながら歌う千春の胸の内が覗けた気がしたのです。

 

日本武道館。

 

馴染みのナンバーたけど、この歌も聞きたい一曲です。

 


◆2015.9.8 夢野旅人
涼しくなって、夏の疲れとともに寝込んだ。

 

明け方、ラジオの音で目を覚ました。

 

TBSラジオ「Fine !!」(3:00~5:00)

 

海保知里が何やら言っている。

 

 

 

松山千春さんのデビューアルバム『君のために作った歌』に収録され、今ではスタンダードとなった名曲。

 

 

 

そう、「大空と大地の中で」は日本のスタンダードとなった。

 

そのことに意義を唱える人はいないだろう。

 


なのに長年松山千春のコンサートに通い続けている人の多くが、

 

この歌がハイライトで歌われることに倦怠感を抱いている。

 

 

 

そのことに、千春は気づいているのか、いないのか、アンコールラスト。

 

イントロが奏でられている大ラス曲を、「この曲のほうがみんな聞きたいだろう、歌いたいだろう」と、「大空と大地の中で」を歌い始めるという、客席が仰け反ることをやってみせる。

 

 

 

もちろん挿入ならいい。

 

入れ替えですもの。

 


仲間内で「セーフ」という隠語がある(一回目のアンコールラスト前に歌われたらラッキー。

 

一回目のアンコールラストで歌われ、大ラスがほかの曲を聞けるときがセーフ)。

 

 

 

揶揄しているわけでもないし、面白がっているわけでもない。

 

 

 

それは、ライブで聴きたい曲が多々ある証拠である。

 

松山千春にはこの曲以上の名曲がたくさんある。

 

だが、日本のスタンダートと世間に認知された松山千春の代表曲。

 


揺ぎ無い名曲。

 

そしてこの曲が松山千春のメッセージの原点でもある。

 

 

 

置き場所さえ、ピントがずれなければいいのに・・・。

 

勿体ないな・・・。

 

 

 

そうつぶやきながら、また深い眠りについた朝でした。

 

 

 

◆2014.3.1 夢野旅人

 

今週末、コンサートツアーのタイトルが発表された。

 

松山千春コンサートツアー2014「生きて」。

 

前回のタイトルは「生きている」。 

 

 

 

松山千春の歌の根底に流れる原点ともいえるテーマは「生きること」。

 

~生きることがつらいとか 苦しいだとか言う前に

 

野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ~

 

 

 

松山千春の歌で言わんとするメッセージはこの「大空と大地の中で」以上でも以下でもない。

 

この歌こそが松山千春の原点ともいえる歌であり、生きることへの答えだと思うのだ。

 

 

 

結論から先に書いてしまったけどそう思うのです。

 

松山千春を知るきっかけは人ぞれぞれだと思いますが、この「大空と大地の中」から入ったというファンは多い。

 

 

 

正直、近年のコンサートでの演奏率が高すぎるため 、おなかいっぱいという友人も「大空と大地の中で」から入ったという。

 

 

 

中学二年のときの担任の教師。

 

夢と希望、若さがいっぱいの新米で、数年後にバイク事故でこの世を去った先生。

 

着任早々の授業。

 

彼のギターの伴奏で歌わされた。

 

配られた藁半紙は「たんぽぽ」という歌と、この「大空と大地の中で」の歌詞のコピーだった。

 


~生きることがつらいとか 苦しいだとか言う前に

 

野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ~

 

 

 

先生も、時間を無駄にせず一生懸命に生きてくれと伝えたかったのでしょう。

 

この歌には人を惹きつける魅力があるのだと思う。

 

 

 

だけど自分は、この曲のファーストインパクトを思い出せない。

 

当時、どれほど琴線にふれていたのかわからない。

 

 

 

記憶に残っているのは、1984年ごろ。

 

部屋に満足のいくステレオがなく、よく電気店でオーディオ機器を眺めてた。

 

丸井だった。

 


ステレオのターンテーブルにアルバム『君のために作った歌』がのっていて試聴した。

 

「大空と大地の中で」のイントロと千春の瑞々しい歌声に、「いいな。いい歌だな」と思った。

 

この歌が琴線にふれたのは、あの瞬間だった気がする。

 

 

 

この歌のベストパフーマンスと思えるのが1990年夏の白馬。

 

あれ以上の「大空と大地の中で」はほかに浮かばない。

 


その話を友人にしたら、

 

「あれはよかったね。 『大空と大地の中で』を歌って、千春がありがとうと言ったことに対して周囲の客が、『こちらこそ、ありがとうだよ』といってた」と懐かしんだ。

 

 

 

最近のステージでは歌いすぎの感は否めない。

 

さらに、歌を客席に預ける。

 


それはそれで感動する要素もある。

 

なにより千春自身が、会場のみんなの歌声を聴きたいと。

 

みんなの斉唱に喜びを感じているのではないだろうか。

 

これこそがライブの醍醐味。

 

千春自身が、生きていると思う瞬間なのかもしれない。

 


そう思ったりもする。

 

なら、それでいいんじゃないかとも思う。

 

 

 

ただ、

 

松山千春の歌のメッセージは「大空と大地の中で」以上でも以下でもない。

 

この歌こそが松山千春の原点ともいえる歌であり、生きることへの答え。

 

 

 

それゆえに、もう一度、

 

白馬での歌声をも凌駕する「大空と大地の中で」を聞きたいと思う気持もあるのです。

 


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