いったいどこまで
このネタを引っぱるというのか…
わたしにも分からない。
分かわからないけれど…
なにか大いなる力が働いて
書かされているのを感じる。
ポチポチ…
師匠とのお茶会も、そろそろ終わりを迎えそうな雰囲気になった。
あ、そうだ。
師匠に聞きたいことがあったんだ。
「あの、最後に聞いていいですか?わたしは世界中の風景を見てみたいっていう夢があるのですが、これはベクトルが自分だけに向いてるのでダメだと思うのですが…」
そう。
わたしは世界中を旅してみたい。
今まで見たことのない景色を見て「ああ、なんて美しいのだろう」とか「ああ、なんて素晴らしいんだろう」とか味わいたいのだ。
ただそれだけの理由だ。
だから、人々のために貢献するとか与えるとかの考えが全くなく、自分の欲望を満たすためのものだから、きっとダメに違いないと思っていた。
師匠は答えた。
「兼方かおるって知ってるか?世界中を旅してそれを番組にした人や。旅をしながら世界中の要人と会って人々を繋いだ人や。結果的にいっぱい慈善事業ができたんや。そんな風に旅行してることで人々を幸せにすることやったらええ」
は、はい。
「あんな。自分にベクトルが向いててもええねん。ええねんけど!自分にベクトルが向いてることで、人が喜ぶことをやったらええねん」
ん?
どゆこと?(・・?)
「あれ覚えてるか?AならばB。逆はBならばC。裏はAでないならばBではない。これ数学の時間に習ったやろ?これは真であるか偽であるか」
いや…あの…師匠…
むずかしいわっ!
脳みそ飛び出しそう…
もっとわかりやすくプリーズ!
「みんなベクトルを間違えてる。人にベクトル向けとくと結局は自分に向くねん。必ず返ってくんねん。誰かのためにやって嬉しいってことは自分も喜んでるから返ってきてるやろ?」
うんうん…
「ベクトルを自分だけに向けてると、自分で自分に矢印を向けてるだけだから、どこにも行けへん」
ほうほう…
「だから人が喜ぶことやねんけど、自分がどれだけ豊かになることかってこと以外はやったらアカンねん。でないと続かない」
ふむふむ…
「あんな、続くことをやらなあかん。続くことに価値がある。サクセスって成功と継続って意味があるねん。続くことが成功やねん」
あーはん…
「富を回さなあかん。それが自立や。プロにならなあかん。しんどいから休むとか甘い!何があっても続ける。それがプロや!」
は、はい!師匠!
( ̄^ ̄)ゞ
ベクトルを人に向ける。
それが自分に返ってくることを続ける。
何があろうとも続けてゆく。
そう。
……
それがプロフェッショナル!
ドゥドゥン!ドゥドゥン!ドゥドゥン!ドゥドゥ…
かぜのなかのす〜ばる〜♪
すなのなかのぎ〜んが〜♫
みんなどこへ〜い〜いた〜♪
みおく〜ら〜れることも〜なくぅぅ〜
( ´θ`)♬
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