信じて歩んできた道を歩き続けるのをやめて、生き方を見直し始めた時、

「生き方を見直し、自分らしい人生を始めましょう!」的な、セミナーや講座に参加して、心理学やコーチングなどを学んだ先生のグループセッションや個人セッションを受けたりもした。

このような場所に参加し始めた時、
先生に度々、「ご両親の気持ちを分からないとあなたの人生は変わらない」みたいなことを言われ、

自分でもそうだと思うのだけど葛藤する自分を、またダメな人間だと思わなければならず、毎回地獄のような心持ちだった。

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それからいろんな本を読んだり、考え方や知恵に触れたりしながら、もっと自分を大切にしていいこと、自分をいちばんに愛してあげていいことを知り、少しずつ実践して行くうちに、

「親であっても距離を取ってもいいし、離れてもいいんだよ。」

「親子でも分かり合えないことだってある、親を分かってあげようとしすぎなくていい。いちばん大切なのは自分なんだよ。」

こんな言葉を向けてくれる人たちが私の前に現れるようになった。



「両親の気持ちや事情を分からないとだめだよ。」と言っていた先生も、確かに"自分を大切にするのがいちばん大事"だと伝えてくれていたと思うのだけど、私のマインドが"親をいちばん大切にしなければならない"と思いすぎていて、そこにフォーカスして彼女の話を受け取っていたところも大きかったのだろうと思う。

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両親とは私が生まれてから今まで本当にいろんなことがあり、彼らに思いを馳せるととんでもない酷いことばかりが思い浮かんできて、いまだにそんなことしか思い出せない自分に嫌気がさす。


そんな中に埋もれてしまった美しい思い出もあるにはあるが、両親と私の三人が笑っているようなシーンは少なくとも私の記憶の中にはひとつもない。


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だけど、嘘みたいだけど、
今はおとうさんにもおかあさんにも、

ありがとう

しかない。

悔しいけれど、

恨みの言葉はひとつもなくなってしまった。

ふたりとも、
心もお財布も空っぽで、

子供を育てるなんてそんな余裕なんてなかったのに、

心をひりつかせながら
お財布を震わせながら、

わたしを育ててくれたんやね。

ありがとう、ほんとうに。

だからね、

わたしはもっとこの人生をたのしみます。

生まれてこさせてもらったお礼に、

今まで生かしていただいたお礼に、

生まれてこられて良かったと

心から思えるように、

もっと人生、

楽しませてもらいますね。


おとうさん、おかあさん、

ありがとう💐

こころのそこから

あいしています💗