仕事の関係で今まで50社くらいの社長と話す機会を持ってきた。
すごいと思う人は沢山いるけれど、尊敬する人はなかなかいない。
2人だ。
たった2人。
しかも一人は会ってすらいない。
8月にお会いする予定だ。
今日は、その内の一人と社団法人の戦略会議的な集まりで同席した。
その人は派遣会社の社長さん。
やっぱりというか、派遣って綺麗な世界ではない。
労基法違反はよくあるし、労基署が出張ってくることもある。
その中を必死にくぐり抜けてきた社長さんだ。
その社長さんの言葉で印象的なのが次の言葉だ。
「中小企業はやっぱり力が弱くて労働関係の問題で困ることもある。その解決に、社労士に頼んで規定を変えるとか、そういうテクニカルなことをするのはダメなんだよ。もっと他にやりようはある。」
それが従業員のケアだという。
その言葉は決して口先だけではなくて、実行して社会的に評価されている。
というか、そんな評価を受けていなくてもわかる。
溢れ出る人の良さが、社長同士の集まりの中で異質すぎるから。
派遣会社っていう、特にシビアな世界で、労働者のために努力することは、並大抵の事ではないと思う。
会社も会社だけれど、雇用される側もそれなりのはずだ。
報われない苦労はとても多いと思う。
それでも人のために、楽をさせる訳ではなくて、お互いに納得する形で働いてもらう。
諸悪の根源と言われる労働者派遣業界の中で、社会に大いに貢献しようと踏ん張っているその社長さんはきっととても大変だ。
でも、心は物凄い豊かに見える。
どうせ時間を使うならそんな人のために使いたいし、将来はそんな人になりたい。