ずっと握りしめてきたもの。


父親への復讐心。



今朝、それをやっと手放そうと肚が決まった。


涙とともに


今まで握りしめていた


父に対しての


恨み、憎しみという復讐の心が


溶けていった。



そして私の中に残ったものは


父にしあわせになって欲しいという願いと


ありがとうという感謝と


大好きっていう気持ちだった。


幼い頃、


大好きな父におんぶされて


父のおっきな背中に安心して身を委ねていた私が


やっと今ここに。


純粋なあの頃の


父を大好きだったあの頃の私が



もぅ父が苦しむ姿や辛い姿を見たくない。


父にはしあわせになってほしい。



自分の中から溢れ出す思いと


止まらない涙



復讐は誰もしあわせにならない。


恨む自分も苦しい。



もぅ終わり。


私もしあわせになる。


父も。



今までごめんね。


ありがとう。


お父さん、だいすきだよ。