2019年の3月に夫が亡くなって。

月命日を数えて過ごし。

いつの間にか忘れる月も多くなって。

 

本来なら一周忌三回忌と月日を重ねるのだろうけれど。

何しろ。コロナの襲来。

正確には2019年の暮れなのだろうけれど。

世の中かが騒ぎ出したのは2020年の2月頃?

 

なので。生活が。生活形態がガラッと変わったのが。

自分だけでは無くなった。

これは、doramusume的には幸いっちゃ幸い。

 

彼のお墓というか菩提寺は北海道のド田舎。

冬は屋根まで雪に埋まる。

なので一周忌も2019年の秋に。

そう、コロナの前にギリギリ済ませてた。

それはそれでヨカッタと想う。

 

肝臓病のフルコースを味わった夫は、

最後の2年半を在宅緩和医療という最先端のアリガタイ医療で過ごした。

丁度doramusumeが還暦を迎えた2016年の秋。

二人でホテルに泊まって記念写真を撮った。

この時の、向かって右側にいる彼が遺影になった。

 

あれから丸6年の年月が流れたのだけど、

doramusumeのココロの中では、

彼は、すでに、この時に亡くなっていたように思う。

 

その後、本当に骨になちゃうまでの2年半。

2016年秋から2019年春までの2年半。月数だと30カ月は。

在宅緩和医療を受けながらの、

オマケっちゃオマケの楽しい日々だったように感じてる。

まぁ。。それなりにイロイロあったけれど。

ブログに記録しながら夢のような日々だったわ。

 

2019年の春から翌年2020年の春までの一年12か月は。

ハッキリってあんまり記憶にはない。

アレ?と思ってブログを読み返し。

あああ。そうだった。と。想う。

一人暮らし準備期間かな・・

 

お家の外壁を塗装したり。

一周忌で北海道へ行ったり。

お金も忙しかった。

 

2019年秋には大型の台風の襲来もあった。

一人で過ごす台風の夜は怖かった。

世の中がコロナに振り回され始めていたけれど。

doramusumeにとっては、

マスク生活もその前10年以上。

人込みにはマスク必須だったしね。

何も変わらず。

金欠も変わらず。

ギリギリの生活っちゃ生活。

まぁ、、ダウンサイジング期間と言えなくもなかった。

 

本格的に一人暮らしをスタートさせた2020年春。

ご飯なんか作りたくない。

食に対する欲望も。

お腹がすくから食べなくっちゃ。

お腹の空かない薬が欲しいと真剣に考えた。

 

難聴の一人暮らしのメンドクサさ感がMAXに達したころ。

耳鳴りもひどく。

勢いで民生委員を引き受けちゃったしねぇ。。

不自由極まりなかったのだけど。

 

地域のボランティア活動の一環で、縁あって、

お子さんのいない『ひとみさん&TOKIOさん』ご夫婦に出会った。

都会の耳鼻科の名医を紹介してもらって。

半ば強引に連れて行かれたわ。

晩ご飯に呼んでくれたり。

本当にお世話になった。

 

そんなこんなの2020年の春から。ちょうど2年半。

脳が、補聴器に慣れてきたと本当に感じてる。

 

その彼女が闘病生活の末。旅立った。

彼が亡くなって一年後にご紹介した在宅緩和ケア医Dr了。

奇しくも、彼女の緩和医療日数

は、彼と同じ2年半。

ココロ穏やかに過ごすことが出来たとご主人は言ってくれた。

 

在宅での2年半は、ケアする方にとっても。

ご本人にとっても多分・・長い。

ご紹介して、本当にヨカッタのだろうか?

と考えた日々もあったのは嘘ではない。

 

今日は出棺の日。

家を出るまでの時間。

ユックリと身支度をして。

ピアノを弾いたり歌ったり。

ココロを落ち着けている。

 

doramusumeの60歳から66歳プラス後一年。で67歳。

彼亡き後の63歳から70歳。

それぞれの7年間。

人生を音楽に例えるならば。。

ドミナントとサブドミナントみたいな期間の気がする。

 

最後、カッコよくトニックで〆るのには?

これからの日々の生き方にかかわって来るなぁ。。。

と。

意味不明の事を考えてる。

2022年9月の末日。