ヘモグロビンの値が低く、

様々な検査でも出血原因の特定に至らず、

ふらふらドキドキする日々が続いていた数年前。

不思議なことに、夏場は安定傾向。

秋から冬の訪れる、寒くなりますねぇ。。という頃から、

調子が悪くなるのです。

2~3週ごとの診療日まで待てなくて、

何回かはDrに直接電話をして、

外来受診をし、輸血をしてもらいました。

Drもそろそろ寒くなったからですかねぇ・・と。

輸血したら、元気になって、の繰り返し。

 

困ったのは、因果関係はわからないのですが、

輸血をした後は必ず四肢がつり。。(PC変換は攣り?かな。)

肝臓病は、痛みがないのが唯一の取柄なのに、

この痙攣のような「つり」は本当にかわいそうでした。

大の大人の男性が、涙をこぼさんばかりの痛み。

見ている方もつらいです^^;あたしは痛くないけど・・・

処方されているのは、漢方の68番。芍薬甘草湯です。

あと、我慢できないからロキソニンをお願いしました。

ロキソニン~効果ありますか?と逆質問もあったり(笑)

つった場合はストレッチしかないです。

と、この時ばかりは、あっさり言われるのです。

ストレッチったって、足も手も反り返ってしまい、

ど素人のわたし一人ではどうにもこうにもできず、

汗だくで手足をやみくもに引っ張ったものです。

 

この四肢の攣りに悩まされたのは三年くらいでした。

その後、ヘモグロビンが低いながらも輸血するほどではなく、

結果四肢もつらないという日々が続いてはいたのですが、

私の頭は、彼の調子が悪いイコール貧血!とインプットされてしまい、

何回か、救急外来に行ったは輸血は無しみたいな、空振りがありました。

 

今、思えば~得意の今思えばなのですが、

この頃の不調は、貧血ではなく軽い脳症状態。だったと思うのです。

それに気がついたころから、不調の場合は脳症を疑おう!

脳症にはカナマイシン!と覚えなおし、

なんとか救急外来に行くこともなく対処できるようになりました。

このころから、彼も、脳症の前兆とか、

手足の浮腫に対する利尿剤の量の加減などが、

自分で判断できるようになって、

Drに電話でアドバイスを受けながら、量の調整をするようになりました。

使っていた利尿剤はラシックスとアルダクトン。

どっちかが効き目が早く、どっちかがゆっくりなんです。

 

肝硬変はゆっくりゆっくりの病なので、

患者自身の体感がとても重要です。

脳症については、本人がなかなか気が付かない場合があるので、

パートナーの責任は結構あるように思います。

隠れ脳症バスターのわたし^^;

 

脳症にはカナマイシン!でもこのカナマイシン。

お腹が張るようで、彼は嫌ってました。

後に硫酸ポリミキシンに変えてもらうまで、

結構強引に飲ませてました。

 

貧血~脳症~浮腫~四肢のつり~

どこでどうリンクするのか?

関連性を書いた論文などもネットにアップされてはいますが、

わかるようなわからないような、というのが私の実感です。

微妙な薬の匙加減をしてくれたのが大学病院のDrだったと、

改めて思います。