今になって思えばなのですが。
大きな病院で肝生検をして、自己免疫性肝炎と診断されてからの、5年間。
妻としては、やり直せるのであれば、やり直したいです。
プレドニンを徐々に増やし、毎月経過観察に通ったのですが、
帰ってきたら、どうだった?と聞くだけだった私。
答える彼も、うん、別に変わりなかったよ~と言ってただ薬を飲むだけの日々。
たまに、私の仕事が休みの時は一緒に行きましたが、ただ一緒に行っただけ。
血液検査の表も、見てもよく理解しようとはしませんでした。
彼の場合、心配された副作用もなく、ムーンフェイスもならず。
ただ同年代の方と比べると疲れやすいだけ。
肝臓病って、初期は、本当に見た目ではわからないのです。
そうそう変化はなく穏やかな日常でした。
ただ頭の片隅に、彼は60歳まで生きられるかな?と漠然と思っていたのです。
この病院、地域の中核病院なのですが、担当のDrが、コロコロ変わってしまい、5年で5人。最後のDrは肝臓の事知ってる?みたいな内科医でした。
結局、5年経過し、だるさが出てきて、足が腫れるという、見た目に変化が出ました。
貧血気味と言われ、鉄剤を処方されたのですが、生活に支障が出てきました。
ちょうどその頃、私の母が亡くなり、年金の手続きに社会保険事務所に行ったのです。
待ち時間に障害年金のパンフをみて、?自己免疫性肝炎って該当するの?と。
それから色々調べて、申請をすることにしました。
その際に診断書が必要なので、お願いしたところ、このDrの書いてくれた診断書のあきれた出来上がりに、さすがにこのまま、ここで治療を続けてはダメだ、と思った次第。
転院を考えたきっかけになりました。
この病院での5年分の資料をファイリングしておけばよかったなって思います。