
ヘアカタログ別冊付録1982年
松本伊代 1965年6月21日東京生まれ
伊代ちゃんのヘア
少し前までは、ヘアアクセサリーを集めるのが趣味で、クリップとかファッションピンで右側のクセ毛がはねるのをとめて遊んでいたという伊代ちゃんですが、最近はほとんど髪飾りはつけないんだそうです。今回はふだんの伊代ちゃんのイメージを生かして、前髪をかるくブロウするだけにしておきました。でも、それであまりにもさびしすぎるので、小さなリボンのついたファッションピンを3つ左サイドに。前髪のサイドへの流れの美しさが、このヘアスタイルのポイントです。バックは内巻きぎみにブロウしましたが、もう少し髪の長い人は、太めのアミカーラーで巻き、ドライヤーで形を整えると仕上がりがきれい。

「失敗しちゃったの、パーマ。もう泣きそうになっちゃいました。パーマをかけると、すてきになるんじゃないかしら、と不安と期待で、胸がプーッとふくらんでたのに…。そのときはよかったんだけど、洗ったらもうダメ。それまでふくらんでた心が、シャボン玉みたいに、パーンと割れちゃった。すぐ、また美容院に行ってとってもらいました。(伊代)」

ヘアスタイルと顔の形
伊代ちゃんのヘア自体、サイドのボリュームをおさえぎみにしてありますが、丸顔の人は、もう少しおさえ(とくに耳のあたり)前髪は薄く、ストレートに額に下ろすといいでしょう。面長の人は、逆にサイドに重量感をもたせます。


「だから、髪は3か月前と同じ。このヘアスタイルとスーツ、けっこう合うな。私ね、赤って好きなんですよね。紺、ピンク、白なんかも好きなんだけど、赤が一番かな。ふだんは、スポーティでラフなファッション。でも、時々いいですね、スーツも。肩がこるんじゃないかなって思ったけど、ラク。今度は、これを着て、家族とゴージャスなディナーを食べにいこうかしら。それとも、お正月に、親戚の家にごあいさつにいこうかな。お年玉はずんでくれるかもしれないな。いい子っぽく、〝おめでとうございます〟なんていったら、フフ。(伊代)」

美容師さんのメッセージ
シンプルなスーツには、学生らしいクリーンなイメージのヘアがマッチします。やっぱり、学生は学生らしい清潔な感じのヘアスタイルが一番のようですね。

ヘアアクセサリー
このヘアには、あまり大きく重苦しい感じの髪飾りは似合いません。ファッションピン、ボビーピン、スライド、アップピン、クリップ、デザインコーム、何でもいいけれど、小さめのものを。カチューシャやリボンをつけてもいいでしょう。自分の手づくりのものでも、しゃれています。