
ヘアカタログ別冊付録1982年
川島なお美 1960年11月10日~2015年9月24日
(54歳没)
■川島なお美のヘアスタイルにしたい人に
前髪とサイドにボリュームがほしいので、段をたくさんつけたかるいレイヤードカットにします。ただし、後ろにはあまり段をつけていません。パーマは、前髪と横にかるくかける程度。ブロウは、前髪は細いロールブラシを使ってハネるように仕上げ、サイドは普通のロールブラシでタテロールをつくるようにセット。これで横にふくらみがでます。ただ、丸顔の人は、横のボリュームを消したほうがいいでしょう。
美容院

─なお美ちゃん、『アイアイゲーム』のアシスタントですっかり有名になったわね。
なお美「いろんな方にかわいがってもらって、すごく恵まれているなって思っています。
─テレビで見るより髪の毛が赤いみたいだけど
なお美「そう。染めていないのに。」

─パーマかかってるの?
なお美「部分パーマだけど。」
─髪のお手入れはちゃんとしてる?
なお美「美容院では月に1回カットしてるし、リンスだってB1入りを使っているし…」
─ヘアには気を使っているみたいね。
なお美「ええ。高校時代はいつも、自分でやりたい髪型をイラストでかいてもっていったくらい。」

─イラスト?
なお美「そう、写真よりイラストのほうが具体的に説明できるので。(マネージャーがそばで『彼女、絵はとてもうまいんですよ』)そんなことないけど、好きなだけ❗️」
─ずっとロングヘア?
なお美「小学校のころからずっとロング。ポニーテールにしたり、オデコ出したり。でも、高2年のとき、急にショートにしたくなって。」
─突然?
なお美「そう。修学旅行にいくからっていうのが理由かしら。」

─気分の波が激しいのかしら?
なお美「そんなことないけど、なにしろ突然思いたったの。」
─パーマはいつかけたの?
なお美「高校1年のとき。OLみたいになっちゃった(笑)」
─学校では好評だった?
なお美「まあまあ。すごく大人っぽくなって、別人みたいだったわ。」
─ベビーフェイスだから、とくにそう感じたんじゃない?
なお美「そうそう。背も高いほうじゃないし、顔が小さいしね。ヘアがふくらむと頭が大きくみえちゃうみたいだし。」
─だから段にしてるの?
なお美「そう。髪の毛が多くて困るくらい。」
─少ない人もいるんだからぜいたくよ!(笑)
髪型で気分も左右されふタイプ?
なお美「まったくそうなの。髪型がきまると、どこかへ行きたくって、誰かに会いたくって。その反面、ひどい髪型だと、まるっきり逆になっちゃうんです。」

─とくに女性はそうかもね。
なお美「だからセットは美容院に限るわけ。」
─だから回数がふえるのね。
なお美「セットだけだと月に5~6回は行くんです。」
─すごい。
なお美「おこづかいが全部そっちにいっちゃうの。悲劇だわ。」
─美しくなるためならしかたなくってよ。なお美ちゃんは青山学院大学の3年生だったわね。何かクラブに入っているの?
なお美「ドライブツーリング・クラブに入ってます。(小さな声で)運転できないけど…」
─ひどいクラブ員ねぇ。仕事と学校、うまく両立できてる?
なお美「友だちが助けてくれるし、なぜか都合よくお仕事が試験の日にオフなの。ただ、最近は忙しくて、名古屋の実家には帰れないのが悩み。でも帰るときっと、高校生の妹がいるんですけど、ポール・ニューマンのサインをもらってこいってねだられるわ。いつもそうだもの。会えるものなら、私だってほしいのにね(笑)」
─お姉さんがんばれ❗️(笑)