ヘアカタログ明星デラックス1982年
香坂みゆき 1963年2月7日神奈川生まれ
■香坂みゆきのヘアスタイルにしたい人に
レイヤードカットのポイントは、前と横の髪の流れ。カットでは、上部を短くし、細かい段をたくさんつけて、かるくします。前髪の毛元はそろえないで。パーマはゆるめにかけますが、彼女のように髪にコシのない人は、前、横、上部の髪には強いパーマをかけると、流れがでやすくなります。ブロウではサイドのボリュームをだすようにします。美容院
─ダンスを始めたんですって?
みゆき「うん。週に1回、2時間くらいだけど、汗を流すのって気持ちいいわ。」
─レオタード着て?
みゆき「そんなカッコよくないのよ。トレーニングウェアをボロッと着て…」
─ヘアは?
みゆき「ポニーテールよ。大好きなの。お仕事以外のときって、だいたいポニーテールにしてるわ。」
─軟らかそうな髪質だから、かわいいテールができそうね。
みゆき「そう思います?うん、自分でも気に入ってる。でもね、あとがイヤなの。」
─あとって?
みゆき「クセがつきやすいんですよね、みゆきの髪質。ゆわいた跡がしっかりついちゃうんです。だから、ポニーテールをした翌朝は、必ずシャンプーするの。」
─ポニーテールしないときのシャンプーは?
みゆき「1日おきくらいです。」
─リンスも?
みゆき「リンスはしないの。そのかわり、トリートメントをリンスがわりに毎回やってます。
ミュージカル(8月にやった『ピーターパン』)のためにパーマとヘアダイをいっぺんにしたから、すごくいたんだんですよね。だから、トリートメントは絶対欠かさないの。」
─えらいな。ほんと、枝毛なんてないみたい。
みゆき「でしょ?枝毛があったら、すぐ処理しちゃうもの。裁ちバサミでチョンチョン、よ。
─そういえば、前髪なんかも裁ちバサミで自分で切るって、前にいってたわね。
みゆき「いまでもそうよ。彼女(マネージャーのこと)の髪も、みゆきがカットしてあげるんだから❗️」
─ウソみたい❗️
みゆき「ホントだってば。」
─器用なのねぇ。
みゆき「ミュージカルのときのヘアもね、自分でやったのよ。」
─エーッ?
みゆき「ホットカーラーで巻いて、スプレーでガチガチに固めちゃうの。簡単よ。とっぴょうしもないヘアができるし、ミュージカルっておもしろいわ。」
─前に、南田洋子さんみたいなヘアスタイルにしたいっていってたけど、やらないの?
みゆき「このごろね、あんまりカチッとしたより、テキトウっていうか、いいかげんな感じにしたいと思ってるの。」
─サーファーっぽいの?
みゆき「サーファーは嫌い。そうじゃなくて、秋吉久美子さんみたいなヘア。でなかったら、男の子みたいな超ショート❗️」
─ずいぶん飛躍しちゃうのね。
みゆき「やってみたいけど、当分このままだろな。」
─似合ってるもの、いまのスタイル。ブロウも上手にしてあるしね。
みゆき「でも、もうちょっと伸ばしたい。みゆきの顔丸っこいから、長いほうが似合うんじゃないかと思うんだけど。」
─みゆきちゃん、やせたみたい。そんなに丸っこくみえないわよ。
みゆき「そうなの、やせたの。ミュージカルが終わったらとたんにやせたんです。やってる最中は規則正しく食べてばっかりいたから太っちゃって、48キロくらいあったんですよ。それが、いま44キロ。」
─うらやましい❗️
みゆき「でも、また太りそう。」
─どうして?
みゆき「料理にこりはじめてるから。おイモの煮ころがしとか。」
─わっ、イモっぽい❗️
みゆき「おいしいのよ。彼女(マネージャー)は喜んでたべてくれるから、腕によりをかけてつくってあげるの。気分転換にもなるし。~
─歌のほうも『気分を変えて』で、がんばってるし、好調ね。
みゆき「ありがとう❗️」