
京都二条城で京友禅の振り袖に手を(1986年5月9日)
「外国から私は歓迎され、親切にされる」──
フランスのル・モンド紙上でイギリスのマスコミを批評したダイアナ元姫。この言葉どおり、3度の来日での元姫の表情は、とても晴れやかだった。

1986年5月、6日間の熱狂 「 ’75年にエリザベス女王が来日されたときに乗られたのと同じ青色のキャデラックで青山通りをパレード(’86年5月11日)」
’86年5月8日、24才のプリンセスは笑顔とともに、大阪空港に来日第一歩の足跡を印した。
この瞬間から日本中を巻き込んだ〝ダイアナフィーバー〟が始まった。たった6日間の滞在だったが京都でお茶会に出席されたり、東京で歌舞伎や相撲を見学されたりと、日本の文化と伝統を勘能された来日となった。
