週刊女性 緊急増刊 9月1997年580円
もう逢えない心のダイアナ元姫
1961年──1997年享年36歳
みんなあなたが好きだった
9月6日、たくさんの人が最期の別れを告げに集まって…
声を上げて泣く人、茫然と立ちつくす人、まだ彼女の死を信じられない人も多い
8人の近衛兵に守られてウエストミンスター寺院に入るダイアナさん
チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子、エンジバラ候、スペンサー伯らに送られて…
イングランドのバラよ、さようなら──
ダイアナさんに、永遠の別れを告げる深い哀しみをたたえたエルトン・ジョンさんの歌声が、ウエストミンスター寺院の聖堂内に響く。
その歌声に、寺院前の広場を埋め尽くした人々の間から、すすり泣きの声がもれる。
1時間の葬儀を終えたダイアナさんの柩は、全世界25億人に惜しまれながら〝永遠の眠り〟につくため故郷のオルソープへ帰った。
地中海デートを楽しむ、ダイアナさんとドディ・アルファイド氏を盗撮。すべてはこの一枚からはじまった──
華麗ダイアナファッション
──いつも美しく…ときに凛々しく──
羽のように軽いシフォンにも刺しゅうが施されている手の込んだドレス。〝おとぎ話のような〟という形容がピッタリ
ドレープが身体のラインをさらに美しく見せている。大人の女性のセクシーさと、花柄の可愛らしさが自然にマッチ。
ドレスのペイズリー模様は何と真珠の刺しゅうが作り上げたもの。ティアラをぐるりと飾る大粒の真珠も思わずタメ息が出る見事さ。
ときには上品に、ときには笑顔で、またしかめっ面でと、実に自然な表情で、私たちに語りかけてくれた。〝遊び心〟にあふれたファッションと明るい笑顔は、もう2度と見ることができない。