ジェイジェイ雑誌1987年11月定価550円
クローズアップ 仲村トオル 22歳
「ラブ・ストーリーを君に」(東映洋画系・来年(1988年)3月公開)では自然な自分をだすことがテーマ。
「オーディションを受けたのは、みんなが宝クジを買う気持ちと全くかわらなかった…。あたればいいや、はずれても損はしない‼️」
ビー・バップ・ハイスクールのオーディション合格から約2年。今や映画3本分の超ハードなスケジュールをこなす人気者、だが意外にも本人はこんな調子。
「かなり長い間、実感がなくて、イベントのときに人がグワッと集まると、あーすごいな、でも本当に俺がすごいのかな、といつも不思議だった。つい最近も、引っ越そうと思ったら、芸能人はお断りと言われて、あらためて、自分も芸能人なんだなってかんじたくらいなんですよ。」
「僕は、好きな人がいても自分から全然、気持ちをぶつけていかない方なんです。それこそものすごく、はずかしいし、そんなことしていきなりぶっ壊れてしまうのがイヤだしね。ふられるっていうのが怖いから…。だから、ふられたことってないんですよ。なぜってふられると思ってら近よらないから(笑)。もし、つきあっているときに、ふられそうだなと感じたら…サッと身をひるがえして、どこかに行っちゃうほど、すばやくも、身が軽くもないですけれどもね。うん、なんか罠をしかけて、じっくりとこっちへ引き寄せて、気がついたら、相手が僕を好きになっていたというパターンに持っていく努力をするかんじかな。でもそんなにうまくいくことは、まずない。(笑)」
仲村トオル 1965年9月5日生まれ。1986年正月映画、「ビー・バップ・ハイスクール」オーディションに合格して主役デビュー。以後同シリーズを2作、3作と重ねる間に人気急上昇。…
超過密スケジュールをこなす22歳。
背が高いので、すぐファンの女の子に発見されて追いかけられてしまう。
ぼくの女性に対する第一印象はいつもはずれてしまう。時間をかけないと女の人はわからない。
僕はそんなに演技がうまくないんだから一生懸命やろう、と自分にいい聞かせながらスタジオに入る。