Can Can 雑誌1990年6月税込550円
ゲスト 池山隆寛 いけやま・たかひろ 
1965年12月17日、兵庫県生まれ、射手座、
血液AB型。1984年にドラフト2位で、市立尼崎高校からヤクルトへ入団。昨年は三振も多かったが、バックスクリーンへ次々とオームランを打ち込み、〝ブンブン丸〟と呼ばれる人気者に。2年連続で130試合フル出場、打率2割6分4厘、本塁打34本。
飛行機が遅れたために、待ち合わせの場所にヒガシがなかなか到着しない。ひとり待つ池山クンは初対面のスタッフに取り巻かれて、「あいつ、遅いなあ」と、不安そうだ。だがそれも最初のうちだけで、ヒガシが「ゴメン、ゴメン」と登場するころには、持ち前の明るさで周囲をスッカリ笑いのウズに巻き込んでしまっていた。そして、いざふたりが顔を見合わせたときの、なんとうれしそうだったこと。男の友情って、やっぱりいいもんだ。
池山 「初めてヒガシに出会った瞬間に『わっ、カッコイイ!』って心の中で呼んだんだ。」
東山 「あれ、今日着ているシャツ、カッコイイじゃない。買ったの?」
池山 「買うよ、オレは。そんなもん、いったいだれがくれるって言うんだ(笑い)」
東山 「ファンの子とかさ、いろいろあるじゃない。でも、最近、いいもの着ているんだよね。とにかくオシャレになった。」
池山 「ああ、今日は暑いなあ。」

東山 「もう、ホントすぐ照れるんだから(笑い)。池山クンは照れ屋だもんね。初対面の女性がいたりすると、恥ずかしくて何をしゃべっていいかわからなくて、思いついたことをガーッてしゃべりまくる癖があるよね。」
池山 「ウッ、読まれてる(笑い)。ところで、いつ洋服屋を紹介してくれるの?」


池山 「ゴルフのハンディが36ぐらいっていうけどそれは、オレの背番号だよ。」
ヒガシのアフタートーク
「池山クンに言うことは、特別にはないな。もう、今のままで充分に頑張っていると思うから。でも、本人が『リーダー宣言』を出したように、今年(1990年)はヤクルトの面々を引っ張っていってもらいたいね。で、ひとつ、ふたつといわず3つぐらい、ぜひタイトルを、とってももらいたいな。……」