私を母親に選んでくれた四人目の子供SAE。

SAE、

あなたが先天性の病気を抱えているのを知ったのは、

ママが妊娠7ヶ月のときだった。


いつものように検診に行った産婦人科で、

超音波を視ていた先生は言ったの。

紹介状を書くからすぐに総合病院に行くようにと。

何がなんだかわからないまま、

総合病院に行ってみてもらった。

そこで知ったのは、

あなたが先天性の病気で、

生まれて来ても永く生きられないかもしれないということと、

助かっても障害は避けられないと。

ママは三日間泣き続けたけど、

四日目の朝に想った。

どんな障害でも受け入れようと。


あなたがこの世界に生まれてくる日。

その日は、

どしゃ降りで雷さえもなっていたけど、

あなたが生まれ出てくるその瞬間、

突然、

朝日が差し込み、

薄暗かった分娩室が眩しい光に包まれたの。


ママは確信したよ。

大丈夫、

SAE、

あなたは祝福されていると。


確信は現実となり、

やがて奇跡は起こった。


何度も手術をして、

病院づけの日々だったけど、

あなたは乗り越えてくれたね。

とっても偉かったね。


SAE、

あなたがママに教えてくれたこと。

それは、

奇跡は起こるんだよということ。


誰よりも負けず嫌いで、

我慢強くて、

曲がったことが大嫌いなSAE。

そんなあなたが、

ママは大好きで、

とても誇りに思っているよ。

ありがとうSAE。

愛してるよ。