
上村松園「序の舞」
富山県水墨美術館で5月22日まで行われている企画展
上村松園―
この展覧会は、奈良市にある松伯美術館の所蔵作品を中心に、上村松園・松篁・淳之の親子孫三 代にわたる美の系譜を紹介するものです。
上村家は代々能楽の金剛流と親交が深く、作品の中にもたくさんの能楽ゆかりと思われる題名が見られます
昭和期には、余分なものがそぎ落とされ、思いが凝縮される
謡曲のありかたが、
制作の根底にある気がします
文頭の「序の舞」なども仕舞をしていると又、違った
見方ができて面白いです
今回の目的は松園の絵葉書なんです
いろいろな用途に、絵葉書を使うのですが
一枚105円なのに素晴らしい美しさで
買ったけど書くのがもったいない!!
思わず絵葉書スタンドを買って、今後は取り換えて飾ろうと・・・
カードも、色紙もその他あれこれ買いまくって
袋にいっぱい・・・大満足でした
水墨美術館の奥に茶室「墨水庵」があり、

そこで
お茶と生菓子をいただけます
5月ですので和菓子は落し文でした

落とし文とは、ただ落とした手紙でということでなく、巻いて端の方を折り結んだ結び文で、直接言えないことを書いて道や廊下に落とし置いて渡したのであります。
なぜ5月かと言うと
新緑の時期に、広葉樹の野山などを散策していると、落とし文の様な筒状に巻かれた葉が落ちていることがあるのです。
この「落とし文」をせっせと作って路面に落とすのがオトシブミ。
小甲虫が木の上で巻いて落ちる葉は、葉先から巻き込むので軸が外になり、秋の落ち葉と区別するのですが
中を開くと一つだけ卵が付いている。
卵からかえると、オトシブミの幼虫はそれまでの住居である揺籃の葉を食べて育つという、非常に合理的で無駄のない仕組みになっているそうです。
友人とこのお菓子をいただきながら、
さて、この白い粒は卵かあるいは露かと考えてしまいました。
音たてて落ちてみどりや落(おと)し文 原石鼎
お茶をいただいた後再び売店で、追加のカードを買い、
今、ニヤニヤしながら眺めています
連休の薫風かおる好日に、久しぶりにのんびりとできた一日でした


