ある想いを感じさせていただいた
2015年初日の出来事。




...

『去年は、あった
ぜんざいはないのかい?今年も食べようと思って楽しみにしてきたんだけど』




( ̄▽ ̄)?えっ?




『あーごめんなさい。
実は去年あんまりでなくて、やめちゃったんですよ、今年…』



と、話したのですが

でも、お餅あるんだよな。
でも、
なんかさっき鍋の蓋あけたら
ぜんざいっぽいの入ってた…



と、思って



『どう?』とゆきさんに聞くと

『最後の甘みの調整できたら、出せるけど』
ってことで

少し待っていただきまして

準備させていただきました。





【昨日なんか、間違って炊いちゃったんだよねー。炊いといてよかった】と、
ゆきさん。




ナイス!ゆきさんの潜在意識‼️‼️‼️

ナイス!ナイス!

と、言ってる間に…

お餅は、焼き上がり
ぜんざいは、
あたたまりました。



 

ゆきさんは
つづらの和菓子つづらさんと
一緒に働いている時期があって
その時に小豆の炊き方を

教えてもらった
そうです。




それまでは、
圧力鍋でグワっと炊いていたのだけど

そのやり方を習ったら

コトコトコトコト…

大切に火にかけるほうが
《美味しい》
ということに
気づいてしまって

それからは、

コトコト…
コトコト…
コトコトと

火にかけるように
なったということです



そして、それから、

名古屋のある和菓子店の

餡子を食べたとき



《小豆の味》がしないと

美味しくないんだなと

これまた感じまして、


そこから煮方をかえていったそうです。



優しいお味です。



その和菓子屋さんは、

一限さんお断りのお店です。





お餅は、実家の父と母が
丸めたもの。

『福井は丸餅?』と聞かれ

え?って思ったのですが

こちら、
名古屋は各餅みたいですね。

知らなかったわー。

餅は丸って思っていました、わたし。
( ̄▽ ̄)!

きめ細かくて美味しいお餅です。

そして、

『お待ちどう様でした~』



とお席まで運びますと、





『無理言って悪かったの~でも、楽しみにしていたんや』って

言われましてね。




なんだか。

なんだか。

あんまりでなかったから、
やめようかって言ったわたし。

あー。
そんなことで決めちゃいかんかったな
と、
そんなの理由にしてはいけなかったなと
思いました。

ごめんなさい。






これをふぅふぅ…言って

美味しい美味しいと言って

年に一度のこの日を楽しみに

お越しくださった
御兄弟夫婦。





『来年のぜんざいも予約しておくわ
四人が三人になっとるかも知らんけど~わっはっはっはっはー』と
高らかに笑ってお店を出て行かれました。




来年、
四つの
おぜんざいとしお昆布を
ご準備させていただきますね。



待っていてくれる人が
いるなんて
知らなかったな…




そして、一年に一度のこの来店の日に
去年食べた味を覚えていてくださることの
なんともいえない…



ありがたいおもい。



2016年
今年もおぜんざい
ご用意させていただいて
美味しいスイーツもご用意させていただいて
おまちしています。


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今年もどうぞよろしくお願いいたします