2013年8月…


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九回表


先発のりょうたは


うたれはじめてしまい


点数も一点、また一点とはいっていく




苦しい場面で


感じていたのは



ありがとうだった。




この命が産まれてきてくれた



おかげで。



どれだけの人が感動し涙し


こころ動かされたのだろうかと。



まず、わたしがそうだ。




生きているだけで伝わってくるもの



見ているだけで、涙がでるという


そんな感じでしょうか。




この命が産まれてきてくれた


おかげで…


と、思うと


キャッチャーがいてくれるおかげ


ファーストの子がいてくれるおかげ







レギュラーだけでなく


ベンチに入っている子



ベンチに入れなくて


スタンドで応援している子


野球したかったけど、

なんかの理由でやめた子



歴代の先輩や友人や先生や家族やご近所さんや幼なじみや通学のときにのる電車の駅員さんやお腹が空いたときによるお店や野球ができるようにそろえてくれているスポーツ店や息抜きに読む漫画を買う本屋さんや整体の先生や大好きなスイカをくらるおじさんや…



もう、それはどこまでもどこまでも



ひろがって



そして、それはここにかかわっているすべての人にあることで




この甲子園は
勝ち負けの
世界を超えているなーと



感じていたけれど



深い。



根底の
おかげさまがつながっていることを



どうしようもなく感じた。




りょうたがすごいのではない。



みんなすごい。



甲子園がすごいのではない。



みんなすごい。



なにかしたからすごいのではない



みんなすごい。




人が一人生きているというだけで



人に影響を与え勇気を与え



奇跡を与えている。




生きているということが



もう奇跡だから。



三回戦に出かける朝のこと



うちのしんちゃんは



りょうたのお母さんにいいました。



いさ子ママ

りょうたくん産んでよかったね。



ほんとだね…って笑った。



それは、甲子園にいったから


おもったことではない


いつもおもっているとおもう。




甲子園がいつもおもっていることを


表現させてくれたんだ。


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ありがとうって



なんかすべてにありがとうって



わけもなく涙がでる





みんな命が輝いている




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