とうとうこの日を迎えてしまいました。
先程、石手の川沿いを通ると、桜が満開でした。
まるで今日のこの日を見守ってくれているかのように。


松山店舗撤退という...突然の重大発表でしたが、本当にこのような結果になって、今までお世話になってきた方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
確かに、全盛期に比べたら松山店舗はスタッフの戦力ダウンで勢いはなくなってきていたかもしれません。
しかし自慢の看板嬢も何人もいましたし、おかげ様で今でも満席でご案内出来ない日もあるくらい、常連様にも恵まれていた状態での突然の松山撤退というお知らせでしたので、常連様からの困惑のお声も数多く頂きました。
ひとつ言えるのは、私の信念上、自分だけの都合で仲間を見捨てたり、常連様に恩を仇で返すような事は絶対にしません。
こういう決断に至った想いはとてもここでは語りつくせませんが...
このまま店舗存続に執着しても、誰も幸せにならない。
誰に何と言われようが、私はそう思ったので、このような苦渋の選択に至りました。
決断した時は、一人、どのような批判でも受け止める覚悟を決めてはいましたが、思った以上に仲間も常連様も理解を示して頂けたので、やはりもう少しきちんとご説明した方がいいと思い...。
正当化や綺麗事にとられるかもしれませんが今日は本音の部分も少しだけお伝えしたいと思っています。
ここ1~2年で松山店舗は役職幹部が次々に辞め、引き継ぎもままならない状態で、残されたスタッフが無理矢理繰り上がる形で責任者となってお店を任せる、という状況が続いていました。
未熟でも本当に可能性や想いのある仲間達がいる限り、私の中では全てをかけて投資する気持ちでサポートしてきました。
しかし、春先で更に主力メンバーが卒業してしまうという状況もあった為...
このままスタッフ不足、戦力不足ででサービスが低下した状況で営業を続けてしまうと常連様にまたご迷惑やご心配をおかけしてしまう事。
そこから評判が落ちると、ただでさえ私が至らないせいで出まわっている色んな噂で苦しんできたスタッフがきっとこれ以上は戦えないだろうし、ここから売り上げや内部の体制が回復する見込みが、色んな判断理由があってこれ以上は改善出来ないと判断しました。
しかし、この事で残念な気持ちにさせてしまっている常連様とそれでも頑張ってくれていた仲間が悲しむ事は事実なので、それについては100%私の責任だと思っています。
言い訳をするならば、2年前に自分の完全な右腕や、本気で店のトップになる覚悟の人間をそこまで育ててもいないのに、一時期6店舗にまで手広く業務を拡大した時から今回の松山店舗撤退という悲しいシナリオははじまっていたんだと思います。
その後、役職の責任感と覚悟を育てる為に裏方にまわる決意をしたのですが、私の想いやゼロワン魂を現場にそこまで受け継いでもいない状態でいきなり1年間CEOという立場となり、現場を丸投げしてしまった事も全て間違いでした。
私自身が今までのようにそれでもずっと100%全力で現場スタッフに関わり続けていたら、こんな事にはならなかったのはわかっています。
しかしあの時私の器では、6店舗分全ての責任を一人で全部背負うのも限界で、その時期から24時間脳が全く休まらず精神のコントロールが出来なくなり、夜も眠れなくなりました。
更にちょうどその時期にプライベートで心身を喪失するような事もたて続けに起きて...。
行き場を失い、相談したり頼る人間も周りにいなかった私は、20年の水商売人生の中で初めて心が折れそうになり、ひどい鬱状態になり、命を絶つ寸前までの精神状態になってしまいました。
結果、私はスタッフに誤解されるような態度や示しのつかないような行動をとっていたり、それなのに一切取り繕ったり自分の気持ちを伝えようともせずに一時期スタッフに関わらなくなってしまったので、社長としての在り方を役職達に問われるような事態にまでなってしまいました。
しかし、それでも私はどこかで過信していました。
我が子のような気持ちで、自分の全てを与えるつもりで関わってきた仲間達だったので、まさかここまでスタッフが離れてしまうとは思ってもみなかったんです。
裏方になってからは更に地獄の苦しみでした。
大好きな仲間を突き放している状況や、常連様にも事情を説明出来ないもどかしさ。
どんどん膨らむ問題。悪化する売り上げ。
辞めていく大切な仲間たち...。
現場に出て、自分が何もかもやった方がどれほどラクかと何度も思いました。
それでも、私は自分がそもそも現場で指示をしすぎていたり、責任者という名前を与えながら本気で責任を負わせた事がないのが、現場の危機感がなくなったり覚悟のあるリーダーを育てられなかった原因だと思い込んでいたので、
裏方でひたすら問題の尻拭いばかりをする事や、その店舗の売り上げがどんなにマイナスになっても借金してでも、部下が一人前になるまでは投資する気持ちで黙ってサポートしてやる事が愛情表現だと思っていたんです。
いつか成長して、ゼロワンで自分のほしいものを掴み取ってくれる。
そしていつかは私の想いに気づいてくれる、と。
しかし、それも全て間違いでした。
いや、私のエゴでした。
店を任せるのも同意のもとだと思い込んでいましたが、スタッフ達はたぶんそれ以上を望んでいなかったんです。
結果、数字を負わされる事で苦しみ、いっぱいいっぱいになってしまった役職幹部からどんどん辞めていってしまいました。
調子に乗らず、もっとしっかりした組織を作り上げてから、慎重に店舗や業務を拡大していたなら。
こんなに仲間達に辛い想いをさせる事もなかったですし、こんなに常連様にご心配をおかけする事もなかったんです。
私自身、こんな風に今まで封印してきた自分の弱い部分が出てしまった事にも嫌気が差し、そもそもこんな奴が会社をつくるべきではなかったんじゃないか...。
いざという時に心の底から頼れる人が周りに1人もいなかったのは、自分の人間性に欠陥があるからじゃないのか。
いくら人気嬢やいいスタッフを育てられたとしても、せっかくの才能ある仲間をあと一歩のところで覚悟のある人間にいつも育てられなかったのは、全て自分の中途半端な任せ方や情が招いた結果だ。
そんな風に自分を責めてばかりで...自分が積み上げてきたものや自信が全て打ち砕かれるような想いでした。
しかし、私はどんな悪い精神状態の時も仕事を放棄したり、お客様への感謝の気持ちがなくなったり、仲間への愛情がなくなってしまった事は一度たりともないと誓えます。
その気持ちだけで、這いつくばってでも、自分の責任だけは果たしてきました。
結果、悪い時だからこそ見えてきたものが沢山あり、身内への愛情や執着心がありすぎて気づかなくなっていた事に色々と気づけたり、自分自身本当に勉強出来たし成長出来たと思います。
今となっては、全ての物事に意味はあったと思っているし、下手でもその時々に自分が出来る事をやるだけやってきているので今更悔いはありません。
今はこれらの経験もいかして、より多くの人々の為になる事やもっと世の中の役に立ちたいという想いで『ZEROth PRODUCTION』という子会社を立ち上げ、自分の得意なプロデュース業を中心に活動を初めています。
勿論、私が活動の幅を広げる事でもっと勉強や成長が出来、本体のゼロワングループに必ず色々とプラスの影響を落とし込めるようになるという事も目的の一つです。
色々ありましたが、人の可能性をこれからも信じて、どちらもしっかりした組織を作っていきたいと思っています。
話は松山店舗撤退の理由に戻りますが...。
今の最高のメンバーで、常連様に惜しまれた状態で幕を引きたかった...というのが、私の松山での最後のワガママでした。
ゼロワングループは最高のおもてなしと最高のエンターテイメントをお届けする場所です。
サービスや質が低下した状態で続けるのはゼロワンじゃありません。
そう思った時や、本気で店を任せられる人間がいなくなったタイミングで私は今までも店舗撤退の判断をしてきました。
私はこれからは、「自分に任せて下さい!」と言った分だけ覚悟を決めて行動出来る部下達にしか店を任せたくないし、
いざとなったら逃げたり、会社に責任転嫁したりするようなリーダーにだけは育てたくない。
今の松山店舗はただでさえ、常連様に今の体制についてお叱りをうけたり「昔の方が良かった」と言われてしまう状況も続いていましたし、
無理矢理上に繰り上って任された子がこれ以上いっぱいいっぱいになって辞めていくのも見たくなかった。
引き際を誤るとどんどん負の連鎖となり、「店が潰れる」という事になりかねない。
下手なプライドかもしれませんが、私はどうしてもそこにいるスタッフに、その状態だけは味あわせたくなかったのです。
松山店舗は一度は撤退するという決断に至りましたが、私は今いる仲間達とは離れたくなくて、真剣な話し合いを続けてきました。
しかし、私がこれから松山店舗のスタッフと一緒にやっていく為に提示したいくつかの道や条件はいずれも覚悟や勇気が伴う、1段階も2段会も上への挑戦。
考えさせる時間も短かったですし、仲間達にも色んな背景や背負ってる問題もそれぞれあるので、一旦はそれぞれの道へ進む、という流れになりました。
勿論、それを聞いて寂しい気持ちはありますが、諦めた訳ではないので、それぞれが別の道で修行してまた再び一緒にやれる時がくるんではないかという淡い期待を捨てずに、今の仲間たちとの縁をこれからも大切にしていくつもりです。
松山の常連様。
それぞれの道に進んでゆく、今の松山店舗の最後の仲間たちの今後を、良ければ何かと見守って頂ければ幸いです。
自分自身生まれ育った愛媛という土地が大好きで、水商売に入ってからの20年間は、『松山の繁華街を変えた』と言って頂けるほど、この土地に地域貢献するくらいの気持ちでやってこれたと自負しています。
形は無くなってしまってもその気持ちはこれからも変わりません。
一度は拠点は今ある福岡だけになりますが、勿論それだけに留まらず、今後も一生チャレンジしていけるよう、努力していく所存です。
長くなりましたが、以上がこのような結論に至ったまでのほんのさわり程度の理由です。
まだまだ伝えきれない色んな想いもありますし、決断してからも、この判断で本当に良かったのかと自問自答する日々です。
松山で支えてきて下さったお客様や松山のスタッフと触れ合う度に胸が張り裂けそうな気持ちになりますし...
常連様、業者様、そして仲間達にまだまだ感謝の気持ちを伝えきれていない焦りや申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、もう決めたからには前に進むしかないんです。
ここ1~2年は開いた穴埋めをする事や、マイナスになった部分を補う事に必死になりすぎていたので、そこからプラスに持っていけるところまで出来ていませんでした。
ここからはまたゼロからのつもりで、今の仲間達と一緒に必ずプラスに変えていきます!!
福岡の常連様。
ゼロガール、ミニゼロは皆さまに支えて頂いているおかげで毎日元気に営業していますが、まだまだ未熟な体制で、ご迷惑やご心配をおかけしてしまっている事もあるかと思います。
しかし、下手でもスタッフの気持ちは本物なので、どうかあたたかく見守って頂けると幸いです。
これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
ラスト1日。
今日もこうなってしまった事を松山で支えてきて下さった皆さまに心からお詫びしたいですし、
心からの12年間、いや、私自身は20年分の感謝の気持ちを全力でお伝えしたいです。
今日一日、よろしくお願いしますm(__)m