6月6日の新馬戦 | ウマブロbyアミュレット

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新馬戦2日目は3鞍。

 

◆アメリカンペイトリオット産駒が初勝利を挙げる

中京5R芝1400m(Aコース)良(晴)13頭立て

1着・2枠2番ブレスレスリー(5番人気)藤岡康太×藤岡

2着・7枠11番スタニングローズ(1番人気)吉田隼人×高野

3着・5枠6番マイネルレノン(2番人気)和田竜二×宮

勝ち時計は1分23秒1、

前半3Fは35秒0、上がり4Fは48秒1-3Fは35秒9。

 

血統は上から順に父×母/母父で

・アメリカンペイトリオット×ハッシュ/コマンズ、半姉にコートゴシップ、母の半姉にスピークソフトリー。DJF生産馬。ゴドルフィン。

・キングカメハメハ×ローザブランカ/クロフネ、全姉にバンゴール、半兄にトレジャートローヴ、フォースライン、半姉にロサグラウカ、母の半弟にローズキングダム、ローゼンケーニッヒ、母の母はローズバド。ノーザンF生産馬。サンデーR。

・ダイワメジャー×マイネルラヴ、半姉にレオンドーロ、ウィズダイヤモンズ。BRF生産馬。ラフィアン。

父の父はウォーフロント-キングマンボ-サンデーサイレンス。

2Rまで小雨、ダートは稍重スタートで終日稍重、芝はこのレースが初めてだったが良スタートだった。

中京の新馬戦は土曜日に続いて2-11番での決着で、1番人気が2着だった。こんな偶然もあるのね。

 

勝ったブレスレスリーはゲートをトコトコトコトコと出たけど、すぐにすっと先頭に立ち、外のコウユーキレカ、その外のスタニングローズにマークされるような格好でレースを進め、直線は内を開けるように徐々に外目に出してそのまま先頭でゴールした。コンパクトながらパドックではグイグイ歩いていたのが印象的。アメリカンペイトリオット産駒初勝利でもあった。1200-1400mくらいでダーッと走るのが向いていそうなタイプってことでいいのかしら?

2着のスタリングローズは外目の枠だったこともあり、どうしても外目を回ることになってしまったが直線では外から伸びてはいるものの追いつけずに0.2秒差で2着。

全姉のバンゴールをはじめ姉兄達は長めの距離を走っているが、この馬は1400mでのデビュー。パドックではスイスイ歩いているけどちょっとぺたぺたした感じにも見えて、人気ほどの信頼はどうかと思ったが……いかにも新馬戦って感じだったとも思えるし、キレそうだし距離もっと伸びてもいいんじゃねって感じの馬だったりする。

3着のマイネルレノンはコウユーキレカの後ろ、2列目でレースを進め、直線はブレスレスリーのすぐ内を狙う進路取りで前を伺うもスタニングローズから0.1秒差の3着だった。

この馬はパワフルな感じで1400mも力の要りそうな馬場もピッタリかと思われたが、敏感な馬ということなのでその影響かレース前に放馬があった。ただすぐに捕まったみたいだし、影響は無かったと言ってもいいのでしょうか?

4着シックザインは道中マイネルレノンの内にいた馬で、5着コウユーキレカは2番手なので、前にいないとキツイレースだった。

コウユーキレカはノヴェリスト×ヴァルパライソ/サンデーサイレンス、母の馬主はサンデーRという血統の九州産馬。ヴァルパライソは新潟芝1400mでデビューして1番人気2着から徐々に距離を伸ばしていったが、この馬はコンパクトでスピードがありそうなので平坦の1200mがいいんだろうなぁ、九州産馬限定競走に出てくるんだろうなぁって感じでしょうか。小倉もいいけど、北海道の洋芝もどうだろうかと思ったりもしたりして。

 

◆父クロフネと母父クロフネの芦毛2頭のワン・ツー。

東京5R芝1600m(Cコース)良(小雨)13頭立て.牝馬限定

1着・4枠4番クレイドル(2番人気)福永×黒岩

2着・6枠8番レディナビゲーター(3番人気)ルメール×萩原

3着・5枠7番リアグラシア(1番人気)川田×木村

勝ち時計は1分35秒4、

前半3Fは36秒0、上がり4Fは47秒1-3Fは35秒0。

 

血統は上から順に父×母/母父で

・クロフネ×オーマイベイビー/ディープインパクト、半兄にステラヴェローチェ、母の半兄にゴスホークケン。ノーザンF生産馬。キャロットF。

・ハーツクライ×レディスキッパー/クロフネ、全姉にアドマイヤミヤビ、全兄にアルディートクライ、いとこにルフトシュトローム。ノーザンF生産馬。

・キングカメハメハ×リアアントニア/ロックポートハーバー、半姉にリアアメリア。ノーザンF生産馬。シルクR。

父の父はフレンチデピュティ-サンデーサイレンス-キングマンボ。

7Rまで小雨、ダートは終日重。芝は4Rからスタートで終日良。

このレースは芦毛が3頭出走していて、もう1頭のフルティージャは4番人気で11着。こちらはイスラボニータ産駒で芦毛は父系にも母系にも入ってるカロ由来かということで、同じ芦毛でも系統が全然違ったりする。

 

勝ったクレイドルは、スタートして徐々に進路を外に取り5番手の外でレースを進め、直線は内のコムストックロードと合わせるように伸びて同馬を振り切ったところを外からレディナビゲーター、リアグラシアが伸びてきたがクビ差で勝利した。

2着のレディナビゲイターは出脚いまいちで後方から、リアグラシアの後ろでレースを進め、直線は大外に出されて伸びたがクビ差届かずの2着だった。

3着のリアグラシアは道中クレイドルの後ろにいて、直線はすぐ外に進路を取り迫るも、クビ、クビ差の3着だった。

つまり、この3頭は道中クレイドル、リアグラシア、レディナビゲイターと順番に並んでいて、直線で大外に出したレディナビゲイターがリアグラシアにクビ差先着するもクレイドルにはクビ差及ばなかったという結果で、リアグラシアから3/4馬身差に最後ちょっと力尽きたかというかキレる馬には敵わなかったコムストックロードが4着。コムストックロードは距離短縮して19日の東京芝1400mの未勝利線に出走予定。パドックはスタスタ歩いていていかにも新馬で良さそうなタイプに見えたので、前走馬券になってくれたら良かったのになんだけど……。

母父クロフネで言えば、ナンデフェスティヴが9番人気6着。道中はリアグラシアの外でフワフワというかフラフラというかな感じで走っていて直線は外に行きそうなようでもあった。もう少ししっかりすれば面白いかも。

何れにしても1-2-3着馬はステラヴェローチェ-アドマイヤミヤビ-リアアメリアの妹ということで、順番は違うけど上位人気馬での決着だったし、2-3着馬はすぐに勝ち上がりそうですよね。

 

◆直線で力強く抜け出して勝利

東京6R芝1400m(Cコース)良(小雨)15頭立て

1着・5枠8番ビーオンザマーチ(2番人気)M.デムーロ×林

2着・8枠14番サトノストロング(9番人気)戸崎×斎藤誠

3着・8枠1番マルカルニカ(4番人気)福永×鹿戸

勝ち時計は1分22秒6、

前半3Fは35秒7、上がり4Fは46秒9-3Fは34秒8。

 

血統は上から順に父×母/母父で

・モーリス×ヴィクトリーマーチ/アグネスタキオン、半兄にサトノファイター。追分F生産馬。

・ストロングリターン×アンコールピース/ネオユニヴァース、半兄にシャドウセッション、ピースマッチング。社台F生産馬。

・エピファネイア×シャクンタラー/ゼンノロブロイ、母の半兄にアドマイヤガスト、半弟にミエノムガール。白老F生産馬。シルクR。

父の父はスクリーンヒーロー-シンボリクリスエス-シンボリクリスエス。

 

勝ったビーオンザマーチは後方寄りの中団でレースを進め、直線で力強く抜け出して最後はググーッと内に行ってしまったもののクビ差で勝利。パワフルな好馬体が目立っていた…って牝馬だけど。

2着のサトノストロングは道中は後方ティーガーデンの外にいて直線で外に出されて伸びたもののクビ差届かずの2着。ティーガーデンの前を走っていたビーオンザマーチには先に抜け出されて届かずだったが、末脚の勢いは良かったのでは。またビーオンザマーチが内に行ってしまったのとは逆にこの馬はちょっと外に行ったけど、まっすぐ走っていればっていうほどでもなかったか。というか何故この馬があれほど人気薄だったのかがよく分からないのだが……と単勝買ってた私は思うと同時に、本日の未勝利戦は人気になるだろうな(1.9倍ですって)と思うと馬券的にも大きなクビ差でした。

3着マニカルリカは大外枠から外に向かって出るようなスタートで、後方から直線は大外に出して伸びてくるもというレースだった。距離は伸びた方が良いとレース後福永騎手はコメントしていたが、パドックではシッポブンブンのやる気ありありみたいにも見えたので、1400mでのデビューも分からなくはないという風には思ったりもする。

 

新馬戦が始まったばかりだが、早くも未勝利戦がスタート。

ということでこのレースに出走していて本日の東京1Rに出走する馬はどうだったかを少し。

ジェイケイボスは3番人気6着。パドックはグイグイ歩いていて人気にもなりそうではあったが、レースは詰まりまくり。ゲートをちょっとふらっと出たけど、だいたい2列目の5番手でレースを進め、でもって直線はフラフラ走って木幡巧也騎手は直線外斜行で過怠金、さらに内斜行で戒告ですからね。(被害馬は外はハッピープリベイルとティーガーデン、内はポルタフォルトゥナ)

木幡騎手から田辺騎手に乗り替わり。まともに走れば?

イグザルトは、逃げたニシノスーベニアの外2番手でレースを進めたが、直線残り200m手前でするすると後退して14着。

追っても無理という感じでスーッと下がっていったので、1400mを再び使ってくるとは思わなかったが……武豊騎手からM,デムーロ騎手に乗り替わり。ビシッと追えば変わるのか?

ハッピープリベイルは道中は後方から、直線で横に大きく広がってティーガーデンと並んでいたところ内からジェイケイボスがという不利。それでもめげずに伸びたけど3着馬からはクビ、クビ、アタマ差の6着。スッキリしていてスピードありそうにも思えたのだが、不利は痛かったにしても突き抜けるまではどうかなという感じもあった。三浦騎手の継続騎乗で、道中もう少し前で競馬ができれば? ちなみにサトノストロングとハッピープリベイルのワイド持ってたんだよなぁ、不利がなければなぁとか思ったりもしているが。

ポルタドマールは9番枠からスーッと内に行き、内ラチ沿いの前から4頭目、全体としては中団の位置でレースを進め、直線は進路を探して徐々に外に出して、ビーオンザマーチが抜けた後を追うハッピープリベイル、ティーガーデン、ロープスピニングなどの後ろから伸びたような伸びないような……。もちろんそこから伸びてくる脚がなかったと言われればその通りなのだが、もう少しスムーズなレースができていればという気もする。ちょっとコロンとしてブリブリ歩いている感じだったので、もう少しスッキリしてくれば良さそうにも思える。

ポルタフォルトナは2番枠からスタートを決めたがニシノスーベニアが先頭に立ったので内ラチ沿いの2頭目、全体としては3番手でレースを進め、直線では前に出たい、出たい、出たいんですけどという気持ちは分かるが出られませんだったところでジェイケイボスに前に入られてという状況で終了。

本日は丹内騎手から小林修斗騎手(51キロ)に乗り替わりで楽に行ければ?

ついでと言っては何ですが、前走6日中京芝1400mの新馬戦で10番人気5着だったケルンコンサートは、ゲートの出がイマイチで後方から直線は伸びてるといえば伸びてるが、4着以下はドカンと離されてのゴールなので……。パドックではスイスイ歩いていたけれど、何だかよく分からない内にレースが終了みたいな感じのレースぶりだったし、スタート決めてまともに走れば?

父モヘイメンの父はタピット何ですね。力のいる馬場は合いそうだし、何なら東京ダート1400mに出てくればとか思受けど。

松田騎手から菅原明良騎手に乗り替わり。

本日は雨で稍重スタート。

ある意味、ジェイケイボスの走りに注目というレースになりそうですね。

 

ということで、新馬戦の記録はぼちぼち更新していきます。