久しぶりに一人で映画館
「ポアロか、ポアロなんだろうな…」
とあまり期待はしていなかったが
発熱以来、ダルさがとれず気持ちも沈みがちでこのままではダメだと映画館へ行ったのでした
年配の人で席が埋まっていた
私も同じく年配者
途中ポアロの灰色の脳細胞のキレが悪くて手が震えたり殺されそうになったりでポアロもお年寄りだものねと不安になったものの
「警察などに負けないぞ!」との発言に「そうだ!」と思わず胸の中で叫んで膝を打った。
ノスタルジックなホラー風がとても良くちょっとドカンドカン脅かしすぎとも思ったがそれも懐かしい感じ
今日は最後まで薬を飲まずに楽しく鑑賞できた
しかし白状するなら私は映画の謎解きのスピードについていかれずポアロが何をきっかけに犯人に気がついたのか解らなかった(涙)
一人一人のエピソードをパラパラ証していってアガサ・クリスティらしく皆がグレー、家具の下の千切れた写真を見て急に犯人が解ったのは何故か
蜂蜜に毒があるとどうして解ったのか
毒のある花だけを栽培していたといつ解ったのか
集中力が無くて見過ごしてる私
悲しい
いくらポアロが老人でも女性に押さえ付けられて抵抗出来ないかしら
私には解らなかったけど
良いんです
いつか配信でまた観て確認するから
それと特別ベネチアならではの不気味さは感じなかったな
海沿いの断崖絶壁の上に建つ館でも同じかな、なんて思ったが
『ベネチアの亡霊』という言葉がまた好き
水っぽい湿り気が亡霊に合う
メガネの男の子かしらとも思ったりして
誰にも気を遣わず大好きなお馴染みの登場人物が活躍する映画を心の底から楽しんだ一時だった。
それにしても大きなイビキが興醒めだった。なんでお金払って寝てるのかしら
映画鑑賞マナーで「騒いではいけません」→ 「コメディ映画でも声をたてて笑ってはいけない」までの異常解釈になってるのにイビキの方を何とかして欲しいな