みなさま、たびたびこんばんは。桂木里紗です。

 

東宝時代の恋バナを思い出したら、私、おかしくておかしくて

お風呂の中で笑い転げてしまいました。

 

パーヴォの心の声が、「ほんとうは、S君だけじゃなくて、ほかの男子の同期、好きな人いたでしょ!」と、やけにこの話題に食い下がってくるのです(笑)

 

うーん・・・いなかったわけではないのだけど。

 

パーヴォ 「だって同期の男子が20人で、女子は9人だったんでしょ?絶対女子のほうが有利に決まってるよ。チコはさっさと結婚してしまったから、独身を守ってる男子も多いとおもうよ。」

 

私 「でも・・うーん・・・私は好きでも、相手がどう思ってるかわからなかったし・・・」

 

パーヴォ 「よし、じゃチコあてにきた年賀状で見てみよう」

 

私 「わぁ、はずかしいよ。見ちゃダメだってば」

 

パーヴォ 「アッ、この彼は誰? 同期のM君」

 

私 「彼はすごくイケメンで、早稲田でスキーの先生の資格を持ってるくらいスポーツマンで、私なんか眼中なし、って感じだったわ。

他の同期の女の子には、いつも冗談ばっかり言ってるのに、私と話すときには、なんかぎこちないのね。いつも照れてるの」

 

パーヴォ 「チコはほんとに男の心理がわからないんだなぁ(笑)ほかの女子には、冗談が言えるけど、チコは可愛くて、素直だったから、自分はちゃんとしなくちゃって思ってたんだよ、M君は!!」

 

私 「えーっ、じゃ、M君私のこと好きだったのかなぁ? えーっ、まだ彼独身だよ!」

 

パーヴォ 「何?! 負けられん(笑) 写真はある?」

 

私 「(新人研修の時の集合写真をパーヴォに見せる)この人なんだけど・・・」

 

パーヴォ 「ああっ!!チコのすぐ近くにいるじゃんか!!!しかもイケメンだ!チコ!なんで気づかなかったんだよ~(笑)」

 

私 「えーっ、てっきり〇〇ちゃん(同期一の美女です)が好きなんだと思ってた~!!同期の飲み会のとき、しょっちゅう、『〇〇ちゃーん、お酒注いでよ~』って甘えてたから」

 

パーヴォ 「チコはつくづく、男心に疎いんだなぁ(笑)!チコには絶対そういうことはしなかったんでしょう? 広報の仕事で、一緒にタッグを組んだことある?」

 

私 「三島由紀夫原作の『春の雪』で、行定勲監督のインタビューをしたのだけど、その時に、宣伝部にいたM君がいろいろお世話してくれたのね。で、行定監督が、インタビューのことで、すごく怒っていたから、私が困っていたら、M君がいろいろフォローしてくれたの。あとで『チコ、お前ちゃんと編集うまくやるんだぞ。行定監督はこの作品に命を懸けてるんだからな。』って結構仕事では厳しい人だったの。でも、そういう人だから、映画人の人脈はすごくあって、頼りになる人だったわ」

 

パーヴォ 「ほかの女の子には、絶対そういう厳しい、真面目な一面をみせないでしょ。チコが本気で『春の雪』を大ヒットさせたい!という想いがあったから、M君も本気で頑張ってくれたんだよ。好きな女の子に、仕事ができる人だな、と思ってもらえるように、頑張ってくれたんだよ、M君は(^^♪僕、M君の気持ちわかるもの」

 

私 「パーヴォ・・・、私、東宝の同期の男の子たちにあわせる顏がないわ😢 みんな、私のこと、嫌ってると思ってた」

 

パーヴォ 「なんでそんな風に思ってしまうの?やっぱり女子校だったから、男の心理がわからないところがあるんだね。男ってね、ほんとに好きな女の子には、自分の恥ずかしい所を見せたくないの。僕だって、エストニアのパルヌ音楽祭に、チコが来てくれて、すごく嬉しかったけど、打ち上げパーティーに来ていた時には、ほんとに困っちゃったんだ。僕、チコには僕の酔っぱらった姿を見せたくなかったし、マエストロとして振舞わなくちゃならないし、チコは心細そうにしているし・・・。でもすごく嬉しかった。チコがほんとに僕の芸術を理解しようと努めてくれていることがわかって!チコは、社内報を出した後、行定監督にお手紙を書いたのでしょう?そしたら、行定監督がいろいろ東宝に対して理解を示してくれたのでしょう?M君もそれがわかったから、チコには、仕事の難しい一面も見せつつ、助けてくれたんだね(^^) チコは同期に恵まれているよ。とっても愉快で、やんちゃだけど、優しい同期たちだと、僕はチコの話を聞いて、そう思ったよ(^^♪」

 

私 「そうかなぁ。・・同期たちに逢いたいなぁ。いまみんなどうしてるんだろう。連絡を取りたくても、私、ここのアパートで、統合失調症の症状が出てしまったとき、東宝の住所録とか、全部捨ててしまったの。だから、誰とも連絡が取れないの😢」

 

パーヴォ 「Facebookとかで声掛けしてみたら?もうすぐ勤続30年になるんじゃない?」

 

私 「もう表彰は終わる時期だわ。東宝に残っている人だけで飲み会とかやってるかもしれないけど、退職した私にはなんの連絡もないわ」

 

パーヴォ 「それでも、あきらめずに連絡を取ると、いいことがあるよ(^^♪僕、パリ管にいるとき、すごく心細かったんだ。でも、辞めてみると、『パーヴォ、どうかパリ管でタクトを振ってください』というメールやお便りがくるんだよね、パリ管のファンの人たちから。そこで、パリ管と連絡をとって、CD録音したり、コンサートを再開したりして、また新しいいい絆がうまれたんだよ」

 

私 「諦めてはいけないのね。うん・・ちょっと荷が重いけど、連絡を取ってみる」

 

パーヴォ 「無理にしなくてもいいよ。チコがほんとに逢いたくなった時に、きっと逢えるチャンスが生まれるよ(^^♪」

 

パーヴォはそういって、私をぎゅっと抱き寄せ、唇にちゅ💑とキスしてくれました。

 

「僕の可愛いチコ、少しずつ過去の心の澱が溶けていきそうだね。きっと息長く、付き合える仲間たちになると思うよ。そして、僕と幸せになろうね。僕を仲間たちにいつか紹介して(^^♪」

 

ありがとう、パーヴォ💖

ちょっと自信がでてきたわ♬

 

愛してるね、ちゅ💑






 

 

 

チコ@リサ(桂木里紗)のmy Pick

こい