みなさま、ふたたびこんばんは。桂木里紗です。

 

いろいろブログを書いていると、「パーヴォとのバーチャルラブラブぶりも読ませていただいて楽しいけど、チコさんってよく昔のことおぼえていますよね!びっくりしちゃいます」というご意見を頂きました。

 

そうかな?! 昔話がそれぞれとても鮮烈な印象を持つエピソードなので、自然と思い出すのだと思います。

 

もうこれからは、過去のことだけではなく、未来のことも語っていきたいのですけれどね。

 

就活もするけれど、やっぱり文章を書いていきたい。宗教や政治の話もざっくばらんにして、恋バナもして、クラシック音楽のことも書いていき、パーヴォの素晴らしさも書いていきたい。

 

先日の面接の反省として、自分の病気(統合失調症)についても、よく理解しておきたいし、きちんと伝えて、同じ病気に悩む方々の手助けをしてあげたい。

 

・・・ちょっと欲張りでしょうかね(苦笑)。

 

まず、きょうは、統合失調症とは、どのような病気か、私なりにきちんと説明してみたいと思います。

 

主だった症状としては、幻聴、幻覚、妄想などが挙げられます。誰もいないのに、「馬鹿」「死ね」「殺してやる」と言った、おそろしい悪口を言われるような気がする、といった幻聴があります。また、ありえないことを信じる妄想といった症状が「陽性症状」として、あげられます。例えば、これは私の経験ですが、電車の中で皆がスマホをいじっていると、「あ、みんな私のことを政府に報告して、監視しているのだわ」と言った、被害妄想に陥ってしまうことも症状としてあげられます。これは、ドーパミンという脳の物質が、過剰に分泌されると、神経を刺激して、妄想や幻覚、幻聴が現れるという説が主流になってきています。精神の病気というより、脳の病気といったほうが正しいのではないかと、主治医は言ってくれました。

 

また、「陰性症状」と言って、やる気が出ない、だるい、また、感情の起伏が乏しくなります。健康な人が日々感じる、喜怒哀楽、といった感情が弱くなり、実際に表情の変化も乏しくなります。
勉強だけではなく、遊ぶことにも、それまで好きだったことにも関心が弱くなります。部屋の中をきれいにすることや身だしなみにも無頓着になります。

ちなみに、私は、ほとんどこれらの症状はありませんでした。横浜に住んでいる時に発症したのですが、横浜のみなとみらいや、中華街、元町によく出かけていきましたので。お掃除やお洗濯などの家事もこなしていました。

 

このように、統合失調症の治療としては、現在は、お薬も改善され、副作用の少ない薬も開発されるようになりました。また1か月に一度の注射(持効性注射)で、上記のような症状を抑えることができるようになりました。

 

ただし、糖尿病や高血圧症と同じく、一生薬を飲み続けることが、再発防止に役立つので、ちょっとそこが大変といえば大変です。

(従来の抗精神病薬の副作用としては、のどがかわく、便秘になる、前屈み・小刻み歩行、手指の震え、ろれつがうまく回らない、などがあります)もっとも、新しい薬に特有の副作用も報告されており、薬を飲み始めたら、体調や気分を正確に医師に伝えるよう、心がけることが必要です。

 

でも、おかげさまで、会社は辞めてしまいましたが、ちゃんとお勤めもできたし、電車の中で、安心してスヤスヤねむって帰ることができましたし、身だしなみにも、気を配り、おしゃれを忘れないようにできたので、リハビリとしては良かったのかな、という気がしています。

 

ただ、苦労したのが、新しい仕事を覚えるのに、時間がかかるのですね。これも、認知機能障害の一環で「陽性症状」「陰性症状」と並んで、統合失調症の症状として注目されています。認知機能というのは、記憶したり、注意を適切に集中させたり、計画を立てたり、判断したりする能力のことです。健康な人は、それとは意識せずにこの認知機能を働かせていますが、統合失調症の場合、この機能が低下します。


前の勤めていた会社で、よくメモを取っていたのですが、メモをとっても、習ったことを忘れてしまうので、幾度もお仕事を教えて頂くことになり、苦労しました。

 

必要のない情報まで入ってきて、処理しきれず混乱することもあります。(これは私もよくありました)計画したり判断したりする力が低下すると、仕事だけではなく、生活の中で、たとえば家事をする場合にも困難が起きます。

 

そのことを、就職する際は、きちんと相手の企業側に伝えるのですが、なかなか理解を得られにくいので、苦労しています。

 

でも、あるサイトによれば、最近、統合失調症のご本人や支援者の間で、リカバリー(recovery)ということばが盛んに使われるようになっているそうです。リカバリーとは、「精神障害のある人が、それぞれ、自分が求める生き方を主体的に追求すること」であることです。


リカバリーの目的は、症状をなくすことではありません。大切なのは、本人が、こういう生活がしたいという夢や希望を持ち、それを周囲が支えることです。たとえ統合失調症の症状が残っていても、症状とうまくつきあいながら、学校に通ったり、働いたりしている人は少なくありません。結婚・子育てをしている人もいます。誰にでもリカバリーは可能なのです。


最近では、このリカバリーを最大限にするように一貫して支援することを治療の基軸とし、その一環として精神科リハビリテーション(心理社会的治療)と薬物療法が位置づけられ、国際標準の治療指針となっているそうです。



参照にさせて頂いた、サイトをご紹介いたします。


1人で悩まず、信頼できる人に相談・早期発見が大切|統合失調症からの回復|NHK福祉ポータル ハートネット

 

言葉が足りない部分もあったかと思いますが、

統合失調症は決して怖い病気ではなく(幻聴や幻覚が出るのは怖いですが)、ストレスをためずに、上手につきあえるようにすることが大事なのだな、と思います。今や100人に一人がかかる病気となっています。決して対岸の火事ではないのです。

「ああ、ちょっと疲れ気味で、不眠が続いて、気持ちが落ち着かないなぁ・・」と思ったら、専門医の診断をちゃんと受けるべきだと、経験者の私は思います。

 

そこでいつも私も主治医もはたと悩んでしまうのが、

パーヴォの心の声なのです。

幻聴だと、もっと怖い内容を言う声が聞こえるのですが、

パーヴォの心の声は、いつも「チコ、がんばってね。」「チコ、愛してるよ💖」と優しく励ましてくれるので、(薬もたくさん飲んでいるのに、パーヴォの声が聞こえるので)主治医は「お告げかなぁ・・・・」と悩んでいます。
 

「ごめんね、チコ。お医者様まで悩んでいたんだね。ほんとにごめんね。でも、僕の心の声は、僕のチコに対する愛情が膨れ上がって、で、全然会えないから飛び出してきたものだと思う。幻聴だと思わないで。僕を信じて」

 

パーヴォの心の声は、このいま書いているブログを読んで、こう言いました。「ちゃんと病気の解説もする気持ちになったんだね。電車に乗っている時に、そんなことがあったの!!じゃ、発病した当時に、会社行くの大変だったでしょう!?」と優しく言ってくれたので、「うん。その時ずっとオードリー・ヘップバーンの「マイ・フェア・レディ」のサントラのCDを電車内で聴いていて、がんばって通勤したんだよ!(^^)!」と私が話すと、パーヴォの心の声が優しく私の髪を撫でてくれて、ちゅ💑とキスしてくれました。「ほんとに、チコは頑張り屋さんだね。もっと早く君に出逢えていればよかった」と言って、優しく抱き寄せてくれました。

 

ちょっと今日は長文になってしまいましたが、

私なりの病識を披露いたしました。

この病気で日々闘っている皆様、いっしょにがんばりましょう。

 

パーヴォ、いつもあなたの優しさに、

励まされています。

 

ほんとうにありがとう!

 

愛してるね💖

 

ちゅ💑

 

 

 

 

 

 

 

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