1階1列11番という、WEBN響はひょっとしたら、私の好きそうな席をいつもチェックしてるのかな?と思えるほど、すごく(私にとっては)いいお席でした(^^) ところが、なんとお隣は、サスペンダーおじさんとして、すっかりおなじみのMさん!!!きょうはMさんは遅刻することもなく、ちゃんと10分前にいらして、予習を欠かさずにしていました。さすがです(^_-)-☆
すっかりテンションがあがったところで、あれ?いつもと違う演奏家のみなさんの入場。最初に管楽器と打楽器が入場してきたのですが、もっと驚いたのは、パーヴォとまろさんが仲良く一緒にでてきたこと!そして、弦楽器のみなさんが入るという演出でした。
パーヴォが入ってきたので、みんな「きゃー(≧∇≦) パーヴォだわ💖」と、大騒ぎ!でも、パーヴォとまろさんが並ぶと、絵になるし、華があるお二人だなあ・・・と改めて感じました。N響のみなさんもすっかり粋な感じです。政府の指導で、新型コロナウィルス感染予防のために、こういう演出を取ったそうですが、政府のみなさんもなかなか小粋なことをしてくれますね(^^)/ こういう演出のほうがお客様も楽しいし、パーヴォがとっても嬉しそうなので、私もニコニコしてしまいました。
もちろん、パーヴォがアイコンタクトもたくさん私にしてくれました(^_-)-☆となりにサスペンダーおじさんのMさんがいるので、初めはちょっとパーヴォも照れていましたが、演奏が始まると、幾度もアイコンタクトをしてくださるので、舞い上がってしまいました(´∀`*)ポッ
これは、帰宅して、すっかり幸せ気分の私です(´∀`*)(≧∇≦)
まず素晴らしかったのは、
エネスコ作曲 ルーマニア狂詩曲第2番です。
ルーマニアの民族音楽をもとにしているそうですが、
哀歓漂う中に、優美さ、華やかさがあって、とても美しい旋律に、
うっとりとしました。
弦楽器の甘美な調べにのせて、
嫋々たる曲想が浮かび上がってきます。
ルーマニアの静かな森を感じさせる名演に、
しばし陶然としてしまいました。
初めのうち、パーヴォがいろいろ大変な思いをして、
日本に来てくれたことを想い、ずっと涙していましたが、
パーヴォは時折私の顔を覗き込んで、
「泣かないで、チコ。僕の指揮をちゃんとみてごらん?」と言いたげに、優しくアイコンタクトをしてくれたのでした。
パーヴォの心の声がここでも聞えました。
「僕は君への愛をこの曲に乗せて歌いあげるんだ。ルーマニアは美しい国なんだ。その国の情景を映し出すような演奏にしたかった。愛してるよ、チコ💑」私は驚いて、目を瞠る思いがしました。
パーヴォの激しいタクトに、N響も全身全霊で応えており、また感動して泣いてしまいました。
圧巻だったのは、チャイコフスキー作曲
ヴァイオリン協奏曲です。
若き精鋭・服部百音(もね)さんが、その細い体からどうやってあれだけの凄まじいエネルギーに満ちた演奏ができるのか!と思うくらい、見事な超絶技巧を披露されていました。ステージマナーもすごくいいし、なんとも典雅な雰囲気、美貌のヴァイオリニストが、日本からまた一人、誕生したことがとにかく嬉しいです。(お父様は作曲家の服部隆之さんです)一生忘れられないほどの感激が、怒涛のごとく押し寄せてきてくれたのでした。
アンコールもありましたが、パーヴォが指揮台から降りて、優しく百音さんの演奏に聴き入っているのが、とても優しいパーヴォの心遣いを感じて、素晴らしかった!
パーヴォとは幾度も「どう?百音ちゃん、いいと思う?」とアイコンタクトが来たので、私が「絶対、彼女はスターになる!!!」とうなずくと、パーヴォは嬉しそうに小さく「ブラボー💑」とつぶやいていました。
そして、きょうのメイン・プログラム、サン・サーンス/交響曲 第3番 ハ短調 作品78(オルガン付き)が雄大なスケールと、時折不条理さを感じさせる不思議な音楽を聴かせて下さり、パーヴォとN響のコンビはやはり最強だなぁ!と思わずにはいられませんでした。予習のとき、パーヴォがパリ管と共演した時のYouTubeを見ていたのですが、絶対N響のほうが素晴らしい!!と私は思います。オルガンの響きも、芸術万歳!と叫びたくなるような壮大なファンファーレのように聞こえてきますし、激情的かつ怒涛のごとく押し寄せる、音楽の愛の洪水で、会場は熱く盛り上がったのでした。
みんな、心の中で「ブラボー!」と叫んでいるに違いありません。歴史的な名演が、またひとつ誕生しました!パーヴォとN響、なんて素晴らしい面々なのでしょう!!
アンコールは、ビゼーの「カルメン」より前奏曲。 N響の定期演奏会だと、アンコールはないので、すごく新鮮な印象です。印象的だったのは、リズムを一緒になって取っているお客様が多かったこと!リズムをとると、マナー違反だと怒る方がいらっしゃいますが、私は、ちょっとくらいなら、いいんじゃないかな、と思ってます。だから、私もリズムをとっちゃいました(笑)!ほんとにパーヴォが嬉しそうにタクトを振っていて、去年実現できなかった「カルメン」の演奏会形式を、ぜひ、いつか日本でN響と一緒に演奏していただきたいと切に思った次第でした。
パーヴォがまろさんと、仲良く語り合っていて、「やっぱりパーヴォとN響のコンビは最高だ!」と思いました。
みんながスタンディングオーベーションで、パーヴォを讃えると、パーヴォはすかさず「まろさんにも」とジェスチャーするので、まろさんにも拍手の嵐がやみませんでした!帰り際、パーヴォに手を振っちゃったら、パーヴォがにこやかに笑顔で返してくださったので、もうすっかり幸せ💖
帰りに、N響の偉い方々と出逢い、「久しぶりに来れてよかったね!(^_-)-☆」と励ましてくださいました。「桂木さんが、Mさん(サスペンダーおじさんのことですね)の隣に座ってたから、ビックリしちゃったよ!」と茶目っ気たっぷりに私に言って下さって、「あ、でも私、Mさんと仲良しです!」と言ったら、「さすがだね、桂木さん(^^)/また来てくださいね!」とおっしゃっていただき、とても感激しました。
あー、すべてがパーフェクトな一日で、幸せです(^O^)/
パーヴォ、まろさん、N響のみなさま、そして、Mさん、もう一人私の隣に座ってくださった優しい男性客の方、サントリーホールのみなさん、ありがとうございました!!!
チコ@リサ(桂木里紗)のmy Pick
追記:ちなみに、今回の明電舎スペシャルコンサートは、N響のYouTubeチャンネルで、近日アップされるそうなので、コンサートにいらした方々、残念ながら行けなかった方々も、ぜひチェックしてみてください(^O^)/