みなさま、夜分遅くに失礼します。桂木里紗です。

きょうはなんだかうまく寝付けなくて、クラシック音楽館で録画しておいた、

カラヤン指揮の「悲愴」(チャイコフスキー作曲)を聴いています。

 

 

カラヤンは自身の映像も非常にこだわって作っていたそうですが、

この映像を見ても、それがよくわかるくらい、凝った作りになっています。

 

ベルリンフィルが演奏をしているのですが、彼ら一人一人の個性もよく伝えていて、

いい構成になっているなぁと、感心することしきり。

 

でも、女性やアジア人、ほかの有色人種はまったくいなくて、

みんなゲルマン系なのかな・・・。そこが当時(1973年)の限界だったのだろうな、

と思っています。

 

今のベルリンフィルのほうが、私は好きだなぁ💑

コンサートマスターに樫本大進さんが就任し、女性も多く、民主的な感じがしますもの。

 

パーヴォやパパ・ネーメ、クリスティアンが開校している、

ヤルヴィ・アカデミーはその点、すごく民主的ですね。

女性はもちろんいるし、有色人種の若き指揮者もいます。

いずれもすごく才能あふれる人でビックリしました^^!

 

いま第3楽章に差し掛かっていますが、やっぱりパーヴォのほうがいいなぁ(^_-)-☆

ベルリンフィルの個性をよく生かして、正統派なんだけど、

もっと自由闊達にオケを動かしていますよね。

金管楽器も難しいのに、パーヴォは難なく彼らの音も拾い上げて、

ブラボー!と讃えるところが素晴らしいです。

 

 

 

N響の首席指揮者としてのシーズンが、今年来年で最後になってしまうのは残念ですが、

パーヴォにはもっと羽ばたいてほしいという想いもあるのです。

カラヤンが日本のオーケストラを指揮して、ヨーロッパに戻ったら、

大マエストロになったように、

パーヴォもすごいカリスマ性をもったマエストロになるのだろう、と信じてやみません(^^)

 

みんなでパーヴォの「卒業」をお祝いしましょう!!