夜分遅くに失礼いたします。 桂木里紗です。

 

 

いま、目が覚めてしまったので、パーヴォのチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第3楽章を聴いています。

私、この第3楽章、大好きなんです。1812年もそうですが、とても豪壮で、迫力があって、そしてとても明るい曲なのが気に入っています。

 

チャイコフスキーの「悲愴」を聴いて、元気付けられる、って珍しい事らしくて、「悲愴」を聴いた精神障害の患者さんが、「とっても悲しくなった」っていうのです!!!でも、私はとても勇気づけられました。

 

いろいろ調べてみると、チャイコフスキーは20代のころから晩年まで、うつ病に悩まされていたそうで、それでも作曲家活動をやめることなく、数々の傑作を生みだしていったことがわかって、私はビックリしました。あんなに豪快な曲を書くチャイコフスキーがうつ病だった? でも、この「悲愴」にはチャイコフスキーの苦悩と葛藤が重なりあう、素晴らしい曲調だと思いますし、私は悩みがあってこそ、人間の一生だと思うので、それは別に恥じることではないと思うんです。

 

パーヴォの心の声が、私に話しかけてくれました。

「『悲愴』のこと、絶賛してくれてありがとう💕 僕がチャイコフスキーの曲を最近になってレコーディングするようになったのは、若い時は、エストニアは旧ソ連の統治下にあったから、チャイコフスキーの曲を半ば強制的に聴かされているのがいやだったんだよね。ところが年を重ねて、いろいろな経験をしていくうちに、チャイコフスキーの普遍性というものに気づいたんだ。チャイコフスキーの人生そのものも、僕は興趣をそそられた。君が気づいたように、優れた作曲家でありながら精神疾患を患う人は多いよね。シューマン、ハンス・ロット、ラフマニノフ、そしてチャイコフスキー・・・。病気に悩まされながらも、懸命に心打たれるメロディーを求めて、彼らがストイックに作曲活動をしていったことは、ちっとも恥ずかしいことじゃないし、ストレス社会になっている現代、実はこういう彼らの魂の叫びが、現代人への励ましになるのではないか、と思うようになったんだ。」

 

「チコはまさに僕が目指していたクラシック音楽の可能性に、ぴったりとはまる女性だった。チャイコフスキーが僕に似合う、と熱心に言ってくれたのはチコが初めてだったんだ。僕は『いまさら、チャイコフスキーなんて』と思ってたのだけど、トーンハレオーケストラと出逢って、すごくチャレンジしたくなったんだ。そしたら、とても好評だったから、3枚目のチャイコフスキーをだせることになったんだよ。チコのおかげだよ💑」

 

そういって、パーヴォの心の声が私のほっぺと唇にちゅ💑とキスしてくれたのでした(´∀`*)ポッ

 

「ありがとう、パーヴォ💕」私はパーヴォの優しいほっぺとおでこにちゅ💑とキスしてお礼を言いました。

 

「あなたと出逢わなければ、チャイコフスキーの心の悩みにも気づかずに、彼の曲の底を流れるかなしみを知らずにそのまま聴いていたかもしれないわ」

 

「浜松まで来て、僕とエストニアフェスティバルオーケストラの、チャイコフスキーの交響曲5番を聴いて、君がわざわざ手紙をくれたんだよね。あまりの達筆で(日本語でなくて、英語の筆記体でビックリしたよ!)、僕、お返事書くのに気が引けたんだけど、ほんとに嬉しかったよ!それでチャイコフスキーの交響曲をどんどん手掛けてみようと思ったんだよ(^^♪」パーヴォが優しく私の髪を撫でてくれました。

 

「あの浜松での演奏は素晴らしかったわ!」 と私が興奮気味に語ると、「サイン会でチコが大はしゃぎしていたから、『おッ、これはチャイコフスキー、僕、いけるかもしれないな』と思ったくらい、チコのまなざしが熱くて、僕は君を抱きしめてしまいたいくらいだったよ!」

 

私がポッと頬を染めると、「黒のランバンのドレスだったよね。ほんとにドレスをチコは着こなせるからなぁ(^_-)-☆」とパーヴォがいたずらっぽく笑いました。「でも、こんな太っちょな私が着るとおかしくならない?」と私が訊くと、パーヴォは思いもかけないことをいいました。「あのね、チコは自分が太っちょだとおもってるかもしれないけど、ヨーロッパ行ったとき、気づかなかった?チコみたいな体形のヨーロッパの女性たち、沢山いたでしょう。でも、みんな全然オシャレだったでしょ。だからチコは外国人並みの体形だということなんだよ。僕と結婚したら、僕、君にいくらでもぴったりなドレスや洋服を買ってあげる。いまでもチコは十分オシャレだけど、もっとエレガントなドレスが似合うと思うからね💕」

 

「パーヴォ、あなたってなんて素敵なひとなんでしょう! もう一度、キスさせて💖」

と私が言うと、「何度でもキスしてくれていいよ💑」と、パーヴォの心の声が、優しく私を抱き寄せて、私のぷくぷくしたあごに、キスしてくれました。

「君のあご、可愛くて大好きなんだ。ぷくぷく、としてて、すごくキュートなんだよね」

 

チャイコフスキーさん、ありがとう💕あなたのおかげで、またパーヴォに愛されることができました💑

あなたの生んだ傑作たちを、パーヴォと私が世界中に紹介しますね💖

 

パーヴォ💕 心からあなたを愛するわ💕

私はあなたの素敵な音楽とあなたがいてくれるだけで幸せ☆

 

ちゅ💑