きょうはこちらのCDを聴いています。

ロット:交響曲第1番
Amazon(アマゾン)
1,675〜5,370円
別のショップのリンクを追加・編集
やっぱりパーヴォの音楽への熱い想いがたぎる、名盤ですね!
以下、この曲に思う、パーヴォと私の対話をご紹介します。
私 「パーヴォ、やっぱり聴けば聴くほど、ハンス・ロットは精神を病んでいなかったと思うわ。
狂っていたら、こんなに完璧な交響曲を書けるはずがないわ。」
パーヴォ 「この作曲をするまでは正常だったんだと思うよ。でもブラームスにコテンパンに否定されたことが、ハンスの精神に異常をきたす要因になったことは確かなようだね。チコだってさ、歌舞伎学会の吉右衛門さん論を書いたときには、スラスラと書けたのでしょう?でも、学会の会長が、チコを名指しで、学会のシンポジウムで批判した時、チコはどう思った?」
私 「すごく悲しかったわ。ショックだったし・・・一緒に吉右衛門論を考えてくださった、犬丸治さん(現・歌舞伎学会副会長、演劇評論家)に申し訳なくて、もう歌舞伎学会なんかいたくない!と思ったし」
パーヴォ 「それと同じ、いやもっと大変なことがハンス・ロットの身の上に起きたんだろうね。」
私 「かわいそうね。素晴らしい才能だったのに。」
パーヴォ 「チコだって可哀そうだと思うよ。真剣に吉右衛門さんの至芸と向かい合って、真摯に書いた君の論文をそんなひどいやり方でつぶそうとする歌舞伎学会の体質はよくないよ。犬丸さんが副会長になって、ちょっとよくなるといいなと思うけどね」
私 「そうね・・・。でも、私はあなたとあなたの音楽に出逢って、クラシック音楽のすばらしさをしったし、歌舞伎はもう過去のこととして忘れるから大丈夫よ(^_-)-☆」
パーヴォ 「チコのその強さに、僕は惹かれるんだなぁ(^_-)-☆可愛らしいし、素直だけれど、シンは凄く強いものを持ってるよね。あと、頭の切り替えがすごく速いよ、チコは。普通だったら、もっと歌舞伎劇評にしがみつく人が多いんだと思う。でも、チコは、あっさりと『すべてのものは見つ』とばかりに、歌舞伎劇評を捨てたんだよね。僕は悩んでいたんだ。こんなに劇評家として、才能溢れる女性を、クラシックの世界に引き入れてしまっていいのかどうかと。僕としてはチコのためにクラシックを演奏するのは、非常に光栄だし、幸せなことなんだよ。でも・・・」
私 「私のことは心配いらないわ、パーヴォ。だって、歌舞伎劇評を始めたのは、『新之助(現・海老蔵)の初役の助六が素晴らしい!でも私の感動を伝えてくれる劇評が一本もない』と思って、『じゃ、私が書いてみよう』と思っただけのことなのだもの。そしたら、テアトロで佳作入選になってしまって、・・・。偶然そうなってしまっただけのことだから、あまり欲はなかったの。」
パーヴォ 「そうなの?誰も書いてくれないから、私が書こう、っておもったの?」
パーヴォは「あーはっははっははっは」と笑い出しました。
「そんな単純な理由で劇評家になれたんだ!じゃ、本当に才能あるんだよ。批評だけでなく、さまざまな文章のプロなんだと僕は思うよ(^^♪」
私 「ハンス・ロットはこだわってたんだろうね、自分が音楽家だ!ということに。男の人だから余計に、一生の仕事にしなくちゃ、というプレッシャーもあったのかもしれないわね。私は女性だから、その点気が楽だったわ。それに病気を持っていると、『無理に〇〇を△時までに仕上げなきゃ!』と焦る必要もなくて、まずは体調と相談して、『これは無理だな』と思ったら、正直に相手に伝えて交渉する、ということができるようになったから。」
パーヴォ 「だからあっさりと、クラシック音楽のほうに興味をもつようになったんだね。」
私 「もともと、小さいころからクラシックピアノを習っていたから、抵抗感はまったくなかったのね。で、お金に余裕ができたら、クラシックコンサートデビューもしたかったし、そこへパーヴォ、あなたが現れてくれたの。私にとっては、神様があたえてくださった啓示だと思ったほど、感激したわ!」
パーヴォ 「やっぱり惹かれ合う運命だったんだね。僕もね、占い師さんにみてもらったことがある。そしたら、こう言われたんだ。『あなたは、東洋に行くといいし、運勢がよくなりますよ。生涯の伴侶も日本の方ですよ』 で、僕その時結婚してたから、ピンとこなかったんだけど、いまこうして考えてみると、占いの通りだね。」
私 「私も横浜に住んでいた時、そこの占い師さんに言われた。『あなたは2回結婚します。その二度目の方は外国の方で、あなたの運命の男性ですよ』って。私も結婚していたし、前の夫とは仲よくやっていたから、首をかしげていたのだけど、いまこうして考えてみると、すごい占いって当たるのね!」
パーヴォ 「早く一緒にくらせるようになるといいね、チコ💑」
とパーヴォは、私のほっぺにキスしてくれました💖
私 「ありがとう、パーヴォ💖 早く一緒にくらせますように💖」
私はお礼にパーヴォの唇にちゅ💑とキスしました。
愛が深まる、夕方の東京でした・・。
