みなさま、こんにちは。桂木里紗です。

 

あの、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、

パーヴォとケンカしたときの投稿記事を削除しました。

パーヴォの心の声が「僕がいけない、ということはわかってるんだけど、

やっぱり記事が残っているとつらくて仕方ないので」と申しますので、

いいね!クリックをいただいた皆様には申し訳ないのですが、

記事を削除させていただきました。

お騒がせしてすみませんでした。

 

きょうは、訪問看護のあと、実家に行って、昨日の面接の報告をしてきました。

父は顔色もよく、BSプレミアムの「勝手にしやがれ」というフランス映画を見ていました。

 

私も一緒に見ていたのですが、父がアクション映画にチャンネルを変えてしまったので、

「わっ、ちょっとこの映画こわいわ💦」というと、父が「どうせ作りものなんだから、心配しなくていいのに。チコは怖がり屋だなぁ(笑)」というので、「でも、こういう映画は私、昔から苦手なの!」と言って、「じゃ、帰るね」と言ったら、父が慌てて「おいおい、ケーキちゃんと食べて行けよ」と申しましたので、お土産代わりに持ってきた、チョコケーキを頂いて帰ってきました。

 

パーヴォの心の声がささやいてくれました。「ブログの記事、削除してもらってごめんね。やっぱりつらいんだ。君に僕が怒られると・・・。でも、ありがとう。チコの気持ちは大事にするから、安心して」

 

「パパのところ、すぐに帰ってきてしまったの?」と聞くので、「いつも1時間ぐらいしかいないの。パパ、ずっとテレビに夢中で、私にあんまり話しかけないのだもの。」と私がむくれて言うと、「チコから話しかけても、そんな調子?」と聞くのです。私が「そうなの。で、口を開くと、『早く就職しろ』の一辺倒だから、私だっていやになる!就職したくたって、すぐに受かるものではないし、そういう苦労を父が全然無視していうのだもの😢」と、泣きじゃくってしまい、パーヴォが「ああ、それはつらかったね。パパも悪意で言ってるわけじゃないだけに、つらいね」と、私の肩をそっと抱きしめてくれて、少し私のささくれ立った心も落ち着いてきました。

 

「昔話を聞いてあげようとすると、『俺のつきあった友達は、ろくでもない奴らばかりだった』と言って話はおしまい。父は若い時分、相当不良だったらしくて😢『立教大学にいた友達もいたけど、とんだ遊び人だった。だからお前が立教行くのを反対したんだよ』と。『東宝に行くのも反対だった。撮影所の様子、知ってたからね。でもお前は俺のいうことを無視して立教に行って、東宝に行ったんだ。いまお前がそんなザマなのは、俺のいうことを無視したからだ』って・・・そういうの😢」

 

パーヴォが「ふうむ・・・」と考え込みました。「それは関係ないと思うけどね。どの社会だって、弾かれてしまった人はいるし、チコはやるべくことをやって、その場その場で精いっぱいがんばってきたのだから、パパのいうことは正しくないよ。ただ、そうとう、パパのいたところと、チコがいたところは、環境が違い過ぎていて、お互いの想像ができない場所だったことは確かだね。」

 

「パパが相当不良だった、というのはほんとなの? 単に若い時の武勇伝をいきがってるだけじゃないのかな。」 と、パーヴォは慰めてくれるのですが。「私もそう思ってたんだけど・・・。でも、聴けば聴くほど、『ほんとに、パパ、私のお父さん?』と思ってしまうほど、ただの不良って感じなの。」

 

「だから、私のやることなすこと、嫌いだったんじゃないかなと思うの😢 晃華学園時代、学級委員や生徒会長をやったときにも、『ちょっと持ち上げられたからって、カッコつけてんじゃねぇぞ。おい、調子にのるんじゃないぞ。外に出たら7人の敵がいる、っていう言葉をお前はよくわかってないようだからな』って言われて・・・😢 」

話しているうちに、涙が止まらなくなってしまって。

 

「パパは、男の子がほしかったんだね、チコには悪いけど。『外に出たら7人の敵がいる』なんて、女の子にそんな人生観を教えちゃだめだよ、と僕も思う。それに、立教大学だって、東宝だって、それなりに日本を代表する大学だし映画会社じゃないか。そこで、バリバリがんばってきた君に対して、それはあまりにも失礼な言い方だよね。親だからといって、言っていいことと悪いことがあるよ。パパ、君の活躍にある意味嫉妬していたんだね。つらい話だけど」

 

パーヴォはぎゅっと私を抱きしめてくれました。

 

「チコは僕を愛してくれるのは、僕に父親的な愛情を注いでほしいのかな、と思うことがある。君のメールを読むとね。初め僕は、『チコは批評家なのに、いつも書いてくれるメールは、子供が親に書くような絵日記みたいなメールだけど、どうしてなのかな?』と思っていたの。ごめんね。でも、チコからパパの話を聞いて、安心して『きょう起きた出来事。うれしかったこと。悲しかったこと。』を話せる父親的な存在が必要なんだろうな、と思ったんだ。僕がそれにふさわしいかどうかわからないけど、君を何が何でも守る!と思ったのは、確かなんだよ。だから安心して僕を信じて。君を幸せにするために、いま、僕も一生懸命がんばっているからね(^^)」

 

私は「パーヴォ・・・・😢 ありがとう・・・😢」というので精一杯で、パーヴォの胸に飛び込んで、泣きじゃくりました。

 

パーヴォは優しく私の髪の毛を撫でてくれました。「こういうことを、君はパパにしてほしかったんだね。でもダメだった」私がうん、と頷くと、「こどもっぽいかな?」と聴いてみました。「まさかまさか!でも日本の昔の父親は厳格な人が多いからね。君のパパも、そんなことで甘やかさない!と心に決めていたのかもしれない。でも、いちばんつらい時は、抱きしめてあげることが何より必要だということを、パパはもっと学ぶべきだね」

 

「ありがとう、パーヴォ😢 私、仕事だって、父や母のために一生懸命稼がなくちゃと思って、がんばってた。でも、それが全く意味をなさなかったことが今わかって、すごい無力感を味わっているわ・・・。」私がそういって、涙をこぼすと、パーヴォは「泣かないで、チコ。僕がいつも君のそばにいることを忘れないで。ちゃんと君ががんばったことは、僕と神様がよく知っているよ。いろいろな人に気遣いをしてね。だから、このブログにたくさんの人が訪れてくれるんだよ(^^♪ パパもわかっているけど、そういう青春時代を過ごした人だから、君の素直さ、ピュアな人間性を理解できないのかもしれない。でも、そのうちわかるようになるよ。だから、あきらめちゃだめだよ(^^)」 と優しくキスをしながら、話してくれました。

 

パーヴォ・・・・あなたはなんでこんなに優しいの?💛

 

私もお礼のキスをするね💛

 

ちゅ💛

 

パーヴォのおかげで、私、まっすぐ父に向かい合って、生きていけそうです!