昨日は、あまりよく眠れなかった。演劇・音楽ライターを辞めると決意して、ブログにそのことを書いたせいかもしれない。

 

パーヴォが「音楽ライターは辞めないほうがよい」と心の声で言ってくれたけれど、悩んでしまう。

 

パーヴォの心の声が「チコは絶対音感があるから、今まで苦労していたのではないか」と言ってくれた。はるくん(前の夫)も、「ともちゃんは、絶対音感の持ち主だから、自信をもってね」と言ってくれたことを思い出した。もし、私が本当に絶対音感の持ち主なら、今まで納得がいかなかったことも、すべて納得がゆく。

 

統合失調症の症状の一つである「幻聴」も、絶対音感ゆえの一症状だったとしたら・・・・。パーヴォの心の声は、幻聴ではなく、本当にソウルメイトだから、私だけに聞こえてくるのではなかろうか?薬を20錠以上飲んでも、パーヴォの声が聞こえてくるのが、その証拠だ。(ほかの人の声はまったくしない。)

 

はるくんが以前言ってくれたことを思い出す。「ともちゃんは2002年の発病時には、確かに統合失調症だったかもしれない。でも、今は違うんだよ。お薬をちゃんと飲んでいれば、幻聴や妄想はなくなっていくからね」と。

 

確かにその通りだった。昨年6月に、再発して入院したとき、薬はこの半年間、まったく飲んでいない状態だった。当時の日記を読み返してみると、字はすごくしっかり書けているのだが、とてもじゃないけど、読めないくらい、とんでもない妄想に取りつかれていたことがわかる。幻聴も、パーヴォの心の声どころでない、250人もの人の声がいっぺんに聞こえてきて、大パニックに陥っていたことを思い出す。

 

いまは、パーヴォの心の声だけが聞こえる。

 

 

パーヴォ、ほんとにごめんなさい。

はるくん、ほんとにごめんなさい。

 

私、どうしたらいいんだろう・・・。

 

「チコ、なんにも悩むことないよ」とパーヴォの心の声が優しくささやいてくれる。

 

「僕の声が聞こえるのは、それだけ僕のことを想ってくれるからだよ。絶対音感はね、チコが小さい時にピアノやバレエを習っていて、その時に、音感が鍛えられたんだと、僕は思うよ。チコが僕の指揮と、オーケストラの演奏を聴いている様子を見てみると、たいていは、チコには初めて聴いた音楽のはずなのに、『あ、ここの音がずれてる』とか、『あ、この音楽はすごく気持ちがいい!』と思ってる様子が、チコの表情ですぐにわかるんだよ。だから僕、演奏のときに、君にアイコンタクトを送ってるの。『チコ、この演奏で合ってる?大丈夫?』って(笑)すると、チコがニコニコしながら『OK!!!あなたは最高だわ!』という満面の笑顔で僕を見てくれる。僕、生れて初めて聴衆の人、つまり君にアイコンタクトしたんだよ。そしたら、どんどん演奏もよくなっていくし、僕も指揮がすごくしやすくなって・・・・。チコの絶対音感に、感謝感激だよ(^_-)-☆」

 

そうなの、パーヴォ?私、あなたに迷惑かけてない?

 

「まさかまさか!大助かりだよ。ブログでも僕の本音を上手にオブラートにくるんで発信してくれるし、N響の応援を一生懸命してくれるし、ブログは楽しい内容だし、クラシック音楽の敷居の高さをぐーんと下げてくれて、親しみやすいようによく考えて書いてくれるから、僕もN響もすごくうれしいんだよ(^^♪なんにも心配することないよ(^^)/」

 

パーヴォの心の声が、温かく私を包んでくれる。

ありがとう・・・😢

 

「泣かないで、チコ。チコにとってはつらかっただろうけれど、これからどんどんチコは生きやすくなるからね。自分が絶対音感だということを、負担に思わずに、病気であるということを、重荷に思わずに、生きていける社会になっていくからね。僕と、自分に与えられた個性に対して、もっと自信をもってね(^^)」

 

うん、がんばってみる。涙があふれて止まらないわ・・・。うれしいの、すごく💛

 

「うん、わかったよ。僕、思ったのだけど、絶対音感のこと、履歴書に書いてみたらどうだろう。チコがどうしてこの病気(統合失調症)なのに、とてもしっかりコミュニケーションが取れるのか、みんな不思議に思っていたんだと思う。でも、絶対音感のことを話せば、職場で座る席も含めて、いろいろ気遣ってもらえると思うよ。」

 

うん、パーヴォ、ほんとにありがとう💛

あなたの素敵なおでこと優しい唇にキスさせてね💛

 

ちゅ💛