ストップモーション映画だと知って、観ることを一瞬で決めた映画だった。
予告編を見ると、よりわくわくした。
だけど本編は予告編の10倍はすごかった。

暗い、これから何が起きるんだろう、こらはどう繋がってくるんだろう、って最初は思ってたんだけど、進むにつれてどんどんわからなくなる。
ずーーっと(え?どういうこと?なに??)って思ってた。

この話を理解しようとしていたのが、わたしにとっては間違っていたのです…
82分間、ただ受け止めることしかできなかった。
受け止められてたのかもわからないけど…。

とにかく汚くて、暗くて、気持ち悪くて。
その連続!連鎖!
(これまじで気持ち悪いかも)と思ったのが良かった、その瞬間にこれは気持ち悪くなってなんぼの映画だと感じた。
その時から気持ち悪いと言う感情と面白い(どちらかといえば気になる)と言う感情が比例するようになる。

ただ、電気ショックでひたすらに汚物を吐き出し続ける巨大なヒトのようなものにはびびったし、それの行方、ヒトの顔を持つ機械のようなものがそれをひたすらに飲み込み続けるシーンも結構精神的にきた。でもそれを見てしまう自分もいた。

あとはアサシンが機械動物みたいなのに連れて行かれた後、医者のような人間に胸を切り開かれて、内臓や体の中に入っていた宝石類や書物を出すシーン。これもすごくきつかった。けど途中から、(これは比喩なのかも。)と思えたことがきっかけで気持ち的に落ち着きなんとかなった。

液体とか、全ての要素が細かく作られていて、とにかく気持ち悪さが襲ってくる。
特に液体と眼球はやばい。ドロドロだし、ドラマとかよりも現実味のある液体。眼球もちゅるちゅるというか、作り物感と本物感が共存している感じ。とにかく気持ち悪い!!

見終わった時、気持ち悪い、何もわからなかった、って言う感想が頭の中にいっぱいだった。
話の全てを理解しようとしても私には多分わからないので、一つ一つが何を表現しようとしていたのか憶測するしかなかった…。

私が思ったのは、破壊、再生、世界創造。
破壊。この現実の世界もも映画のように荒廃し、汚くなる。いつかはそんな時も訪れる、そんな感じを受け取って思ったこと。
再生は、赤ん坊の声だったり、アサシンから引き上げられた何かの幼体だったり、そのあたりから感じたもの。何かの幼体を潰して宇宙のような暗闇に投げ入れる、それで世界がつくられる、その再生や輪廻みたいなのも感じた。
世界創造は、上の説明と同じになるけど、その何かの幼体を潰し輝く粉にして、それを宇宙のような、ブラックホールのようなところに撒く場面で感じた。撒いた瞬間に青や紫の波紋が広がって、ビッグバンのような、そんな場面があった時に感じた。

これは30年もかかるわ………としっかり感じた作品だった。こんな細かくて、やばいもの、30年もかかるわ、と思った。

とにかく衝撃的だった。
見てよかったかは…うーん、刺激にはなったけど、うーん、うーん。