那賀川(川口ダム〜岡田)リバーSUP 2023.05.28 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。


主要な瀬を全部入れ込んだ19kmのロングコース。 川口ダム放流30.2t,和食-0.83m

プットインは川口ダム直下。出だしから長い瀞場。ロングコースなので体力温存。追い風と、遅いながらも流れに任せ、極力漕がずに省エネ進行。


この区間メインのタツミの瀬。スカウティングして臨む。全てのルートで最後はドロップになるある。一番緩やかそうな右ベタルートを選んだが、ボワオーバーから落ち込むドロップを避けきれず、振り落とされ落水。


一番良いのは左の狭い廊下から入って、その先の右の分流を降りるルート。ストンと落ちる事なく抜けられるが、最後の強いバックウォッシュが嫌な角度で巻いている。


第一区間はあとに続く八艘、鵜ノ首と名のある瀬も大きいとは言えず、瀞場の長さが際立つ。タツミの瀬に執着しない限り、第二区間からプットインで良い。



第二区間スタートの水ノ花にはタキの瀬。スカウティングし、大きく左に回り込んでメインストリームの流芯に乗るルートを選択。

 


第二・三区間が最も瀬の密度が高く面白い。大きな瀬ばかりでなく、加速した流れの中で変化のある瀬が楽しめる。

 


賽の瀬は大きなシュートで、緩やかに左にカーブする大きな4連スタンディングウエーブ。一段目、二段目に正面からぶつかると弾かれるので、バックウォッシュの右脇をスレスレに抜け3段目から突入。最後は、右岸に押し付けてくる流れを何とか切り抜けてクリア。

 

 


スラロームコースでは徳島県選手権が開催中。ゲートが張られる中を通過させて頂いた。

 


水量多いと危険な赤石の渦は、この水量であれば巻きは強くなく、普通に左に抜けられる。


ここから第三区間。鷲敷高校まで連続のスタンディングウエーブや、ホールをかわしていく面白い瀬が続く。


鷲敷高校下の丹生の瀬を過ぎると、道の駅までは長い瀞場とザラ瀬。幸い風向きが良く、淡々とこなし第三区間終了。この区間で終わるならアイビレッジ公園テイクアウトが良い。



道の駅からの第四区間。ロープウェイの瀬は浅いが通過できなかなか面白かった。


ここから下流は、雰囲気が少し変わって雄大さを帯びている。


 


第四区間の大きな瀬は、鞍返しの瀬と新ウスの瀬。いずれも中央に大岩が鎮座しており、回り込む流れがルートをテクニカルにしている。

鞍返しの瀬、チキンルートの右流は水量不足で使えない。左ルートのほぼ一文字のホールを、大岩寄りに流れが抜けているところを通過。上流から行けるように見えていた左ベタは浅くダメだった。

 


新ウスの瀬は、クランク状になっており、先ずは流れが赤石の渦と同じように大岩にぶつかり、右に巻きの強いエディ。
これを左に抜けると激しいボイルの不安定な水面の先にもう一段落ち込んでいる。


今回は水井橋まで行かず、新ウスの瀬の直下の入川道でテイクアウト。次回以降は長く設定しても水ノ花からここまでのコースで良いだろう。



【当日のデータ】
水量:川口ダム放流30.2t, 和食-0.83m
プットイン:川口ダム下雄
テイクアウト:岡田
距離:19.8km
高低差:55m
所要:5時間
グレード:3級
使用艇:STARBOAD RIVER 9'6"