クラス2の穏やかなコース。この時期に遡上してくる鮭を観察しながらのんびりと下る。 用瀬0.81,袋河原-0.55,賀露0.41m
前回同様、河原の道の駅上流の右岸河原からプットイン。そこの川底に鮭の頭が沈んでおり、ここまで上がって来た者もある事が判った。
穏やかな瀞場を漕ぎ道の駅を過ぎると、すぐに堰堤。左岸の浅場で上陸し岸に取り付く。ゲートが開いていてそのまま行けそうに見えるが、最後に大きな段差があるのでポーテージが必須だ。
ザラ瀬が終わったところで八東川合流すると、水量が倍加。プットインからここまで1キロほど。
魚影を探しながら進むが鯉が多い。特にニゴイなのか、茶褐色の細長い姿が鮭と紛らわしい。結論としては、剥げて白いブチになっているのが鮭、損傷のないのは全て鯉と思ってよいようだ。
プットインから5km弱のところにL字形の大きな堰堤があり、その手前の長い瀞場は流れが止まっている。L字の角のところで上陸してポーテージ。前回はこの堰堤下に鮭が集まっていたので、人影が水面に掛からぬよう慎重に近づく。
堰堤を越えられないのか、それなりの数の鮭が集まっているが、死骸は少ない。最盛期には少し早かったか、これからさらに集まって来ると思われる。
堰堤下の浅瀬やエディに潜み、また、一番奥の溜まりで産卵をしていた。
前回はここから下流で、結構な数が見られたが、今回は少な目。浅瀬のひとつでそれなりに集まっていたが、その他は、時折魚影に出くわす程度。
さらに4kmほど進むと、水道橋の下に斜めにブロックを積んだような堰堤。これは右岸の浅いところを足場に滑らないよう、気をつけてポーテージ。
川底が砂利から砂に変わってくる。コース後半となると生活排水が入って、少し臭いも出てくる。
市街地に近いところの浅瀬には、鮭の保護のためと思われる真新しいテグスが何本も川に張られている箇所があった。それは橋の下の浅場にも張られており、産卵場所の保護をしていると思われる。
水質はさらに悪くなり澱んでくる。
大きなコンクリートブロックで造られた堰堤状の人工物があるが、左ベタと真ん中にブロックが切れている箇所があり、問題なく抜けられる。
JRの鉄橋を過ぎると、程なくテイクアウトとなる。
[当日のデータ]
水量:用瀬0.81,袋河原-0.55,賀露0.41m
プットイン:千代川水辺プラザ
テイクアウト:千代河原市民スポーツ公園
距離:14.1㎞
高低差:19m
時間:3.5時間
グレード:クラス2
使用艇:STARBOARD RIVER 10’11”