水量は多くないが、ダウンリバーを十分に楽しめる。危険は低いがイヤラシイ3級の瀬が続く。トレーニングに最適な、ホワイトウォーターSUPの良川。 和食-0.92m 川口ダム放流21.9t
これまで、ここを訪れた中で最も低い水位。相変わらずの濁り具合であるが、SUPダウンリバーには申し分ない水深が確保されている。
例によって水の花からプットイン。スタート前に、直下のタキの瀬のスカウティング。瀬の右半分に水が集まっていて、最も右端のルートなら、入り口が浅いがまっすぐ無難に抜けられそう。前回もここを通っていたが、今回はせっかくスカウティングしたので、中央のバックウォッシュを縫うルートにトライ。担ぎ上げで2回やったが、ボトムのホールに掴まって落水と同じ結果に。他のメンバーは、大事を取ってポーテージした。
そこからは、下見もポーテージも無しで下る。全ての瀬において、比較的危険度が低めの印象でクラス3以下に収まるが、ルート取りの難度や、エディラインやボイルもやや強目なイヤラシイ瀬が多く、経験値を上げるにはもってこいだ。
賽の瀬は、流れが右岸側に一気に寄って、厚みとパワーを増して迫力があるが波の高さもほどほど、真ん中を素直に抜ける。
スタンディングウエーブが200mほども長く続く轟の瀬は、いつ下っても迫力満点。波が次々に現れるので、バックウォッシュに正面からぶつかって失速してしまわぬよう、漕ぎとルート取り、立ち続ける筋力が必要。
鷲敷青少年野外活動センター辺りは、狭いゴルジュとなっている。もみの木の瀬?にSUPサーフィンの小さいがグッドウエーブあり。但し左カーブの瀬の中にあり、アウトすると右岸に流れに乗せられ、押し付けられる。しかし、その下のエディは巻いてウエーブの左脇に伸びており、リエントリーは案外楽である。
いよいよ、コースも後半。鷲を親柱にあしらった丹生谷橋を挟んで、ハイの瀬と仁宇の瀬。ここでダッキーツアーに遭遇。
田野瀬を過ぎると長い瀞場だが、我慢ならない程ではない。以前バス回送の時にテイクアウトにした、田野橋の上流のスロープは、水害対策か、大きな門ができて、使用出来なくなったようだ。
今回は、そこを過ぎて太龍寺ロープウェイ直下の、ロープウェイの瀬を下って左岸がテイクアウト。
どうしても来る機会が少ないが、お気に入りのコース、また訪れたい。
【当日のデータ】
水量:和食-0.92m 川口ダム放流21.9t
プットイン:水の花スロープ
テイクアウト:道の駅鷲の里
距離:10km
ボート:SUP
グレード:3級
所要:3時間