奈良吉野川(大滝ダム下セクション) 2018.09.29 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

TM's リバーカヤック・SUP ログ

川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

知る人ぞ知るナラヨシの隠れコース。緊迫の核心部を今回は降下。核心を除外しても大歩危クラスのビッグウォーターの瀬が楽しめる。 大滝ダム放流40.68t
20180929_narayoshiotakikayak_miyake


この日2本目のダウンリバー。高見川からうって変わってビッグウォーター。以前、日高川桧皮の滝や有田川妙恵峡セクションに例えたが、むしろ大歩危に似た川相。高い波に落差のある瀬が単発で続いている。
20180929_narayoshiotakikayak_miya_3

20180929_narayoshiotakikayak_miya_4

消波ブロックが流れてルート上に入った嫌らしい瀬もあるが、核心を除いては、プレイボートを選びたくなるくらい、良型のウェーブやホールが多く存在する。
20180929_narayoshiotakikayak_miya_5

20180929_narayoshiotakikayak_miya_6

20180929_narayoshiotakikayak_miya_7

県道に掛かったピンクの橋の直上にある見通しが利きにくい瀬。一連のホール、ウェーブが続いて最後に幅広の高いウェーブが控えている。ワンチャンスだが乗り応えのあるウェーブだ。前回は担ぎ上げでリエントリーしたが、この日は少し水量が多く、少しキープ力が弱まっている感じだった。もう少し少ない方がいいのかも知れない。

そしていよいよ核心部。右岸から入念にスカウティングする。
20180929_narayoshiotakikayak_miya_8

上段は岩がらみルート上にある避けられないホールを突っ切る。荒れた水面に体勢を崩されたのを慌てて立て直し下段に備える。
1_20180930_1930_r

2_20180930_1930_r

下段の大ドロップには真ん中から突入。見た目とは裏腹に素直に流れが抜けており、右岸直下のアンダーカットや下流左岸のシーブに引き込まれることなく、真っ直ぐ下へ運んでくれた。
3_20180930_1931_r_2

4_20180930_1931_r

奈良吉野川最大のこの瀬は、小歩危の大滝、鮎戸、曲り戸に匹敵するグレード。ダウンリバーボートまたはクリークボート推奨。ここは右岸の岩場を避け、さらに大きく迂回すれば難なくポーテージ可能だ。
20180929_narayoshiotakikayak_miy_10

核心を終え、緩い瀬を1つ過ぎると程なくテイクアウトとなる。
20180929_narayoshiotakikayak_miya_9


【当日のデータ】
水量:大滝ダム放流40.68t
プットイン:音無川流入
テイクアウト:鈴の音橋左岸(清谷寺付近)
所要時間:1.5時間
距離:5.9km
高低差:57m
ボート:プレイボート
グレード:4級