小森ダムの故障が続いており、流入＝放流の状況が続く。今日までの雨でいつもとは違う増水を満喫。水深がありSUPで下るケガのリスクは軽減できるが、水流が強く別の難しさがある。 小森ダム放流45t, 小松放水口放流ほとんどなし
水深が十分ありルートは比較的広く、しかしながら落差も残っていてSUPには理想的な水量だ。音乗、上滝、下滝、小和田の4大瀬はスカウティングして丁寧に攻める。
音乗は、落差が減ってホールのバックウオッシュは薄まるが、波が高く、ラインの精度と弾かれないようにコントロールすることが肝要だ。
上滝は、左岸側ルートも通れて、こちらが無難。しかしいつものセンター・ルートも、入口は深く邪魔なバックウオッシュが無く、荒れる水面にボードを安定させることができれば突破可能。
ムササビは完全に様変わりして、ウエーブも無い状態。波が高くなって下るのに楽しさが増した小松の瀬を過ぎる。小松と放水口の間の浅瀬も今回は左右どちらのルートもストレスなく通過可能。この日は放水口からの水流はほとんどなかった。
放水口のすぐ下流に下滝の瀬。3段の上段は4つもルートが開けているが、左ルートを取りたい中段への繋ぎを考えると、一番右のルートは選択肢からほぼ無くなる。中段の真ん中は水量によってはバックウオッシュがきつく渦巻き捕まるリスクがある狭いスロット。右は危険なシ―ヴだ。
上段は最も左岸のルートが、真っ直ぐ抜けられて確実であるが、あえて右から2番目のスロットを抜け、中段左へフェリー。何とか体勢を崩すことなく漕ぎ抜いて、中段左、下段右と無難にクリア。
いつも突破させてもらえない小和田の瀬。真ん中から入ってビッグウエーブのバックウオッシュ直前で右に逃げて右エディに入るルートを設定。うまくルートに乗せられたが、想像位以上にエディラインが荒れていて敢え無く落水し、今回もクリアならず。
連日の雨の影響で両岸の崖から無数に滝が降り注いている。天候も回復して青空となった深い渓谷のビッグウオーターを進んでいった。
中部からのSUPer2名rが新たにキタヤマ・デビューを飾った。
【当日のデータ】
水量:小森ダム放流45t, 小松放水口放流ほとんどなし
プットイン:音乗
テイクアウト：田戸
距離：12.8ｋｍ
所要時間：4時間
ボート：インフレータブルＳＵＰ(STARBOARD ASTRO STREAM 9'6")
グレード：3級