山崎セクションは、イージーだが面白い瀬が続く、まさしくSUPのためのコース。穴内川合流からの犬鳴セクションは、増水で様相が一転するが、安心してチャレンジできるビッグウオーター。 早明浦ダム放流57.8t 本山橋2.56, 豊永1.55m
アドウエーブのカヤック朝練の後、久しぶりに吉野川SUP。山崎セクションと犬鳴セクションを繋げたロングコース。早明浦ダムからはアドウエーブの水量が放流されているだけあって、十分過ぎるほど。さらに、穴内川の増水がまだ残っており、合流後の犬鳴セクションはビッグウオーターになっている。
山崎セクションは、快適なクラス2〜3マイナスの快適な瀬が続く。高い連続波が続き、シンプルなラインでクリアできる安心感の高いコースだ。
立川川は昨年の水害の影響が残って白濁している。これが合流すると本流も濁ってしまう。
お気に入りの場所。勝手にチャイナガーデンと呼んでいる奇岩地帯。
途中、小さなウエーブだが、サーフィンできるものも幾つかある。水量の多いので、ボイル、エディラインがキツい。しっかりボードを抑えていないと喰われてしまう。
山崎セクション後半にある長い瀞場は、今回はよく流れている。国道から一旦離れて、静かな中を進む。
レンガ造りの橋脚が見えると、穴内川合流地点。セクション最後の瀬の終わりに強烈なボイルが待ち受けている。
まだハイウォーターの穴内川と合流して、犬鳴セクションに入ると、ビッグウオーターとなる。
薬師の瀬は、水量が少ない方がルートが難しい。今回は広く、ただ流れているのみだが、メインカレントが左岸側の大岩にぶつかるので、早めに右岸側に寄せていく。
圧倒的な流量に押し流されながら、次々現れるウエーブを敢えて一番高いところを狙いながら乗り越えていく。
瀬が終わるとしっかりとした瀞場があって、ハイウォーターといえどもSUPで下るのに安心感がある。
最大の山場は犬鳴の瀬。緩やかな右カーブにシュートできていて、3連の高い連続波の先に左から強烈な反射波とボイルがぶつかり、ボードが激しく翻弄される。
このあとも少し瀬があるが、大きなものはもう無い。遠く豊永の橋が見えてけると、長い真っ直ぐな瀞場となる。普段は止まったような僅かな流れだが、今回はしっかりと流れており、楽にテイクアウトの豊永に到着できた。
この水量では、大きなサーフィンスポットは消えてはいるが、ダウンリバーには波が高く、面白いコンディション。豊富な流れのおかげで、瀞場もスイスイ進んで、ロングコースも苦にならなかった。
【当日のデータ】
水量:早明浦ダム放流57.8t 本山橋2.56, 豊永1.55m
プットイン:山崎ダム下
テイクアウト:豊永
所要時間:3時間
距離:16.6km
高低差:39m
ボート:STARBOARD RIVER 9’6”&10’11”
グレード:3級