前回とほぼ同じで低水量のクリーク宮川。それでも貴重なエクストリーム・コースである。 大沢野大橋1.26、西里橋0.36m
冬期の出不精が抜けていないが、ぼーとしてると終わってしまう、急遽今年の宮川行きを決めた。山には微かな残雪があるが、岸には既にほぼ無くなってしまっている。
プットインしてしばらくは平和なザラ瀬が続く。
最初の大きな瀬であるはずのヤナの瀬だが、この水量だと全く問題にならない浅瀬。ここがビッグウォーターだとストッパーだらけとになる。
屏風岩は往時の流れに近づいている感じで、岩に流れが真っ直ぐ当たっている。増水時にはなかなか激しくぶつかることになるだろう。
ロングの瀬の最も大きなドロップでは、左に寄り過ぎて前回同様バウをヒットさせてしまう。水量がもっと少なければ危ないかもしれない。
新しい国道のトンネル橋を過ぎてロングの瀬後半になると、瀬は緩くなる。
僅かな瀬を挟んで鉄橋の瀬。この水量では、1.5mほどのドロップが1つある他は取り立てて険悪なものは無かったが、瀬トータルでの落差は大したものだ。
ここから最後のロックガーデンとの間には、大きな瀬が3〜4あって、ヤナの瀬同様、水量が多いときは避けなければならないストッパーを伴うが、この水量ならそういった事もない。
下流に向けられた監視カメラのを3つほど過ぎると、最後にして最大の難所、ロックガーデンとなる。前半は巨岩のところに落差のあるドロップが一発あるが、それだけと言っていい。
ロックガーデン後半には、ルートを間違えるといくつかあるシーブに吸い込まれる恐れがあり、スカウティングは必須である。前回は左ベタベタをボトムを擦りながら降りたが、今回は右側の切り立ったドロップを降りてクリア。
ロックガーデン直下の瀬を過ぎると放水口。盛大に水が出ており、そこからはビッグウォーターとなるがすぐにテイクアウトとなる。ここのテイクアウトは急登でいつもくたびれる。
【当日のデータ】
水量:大沢野大橋1.26、西里橋0.36m
プットイン:宮川町桑野
テイクアウト:高原川合流
距離:11.3km
高低差:117m
グレード:3+級
所要:3.5時間
ボート:クリークボート