水量が豊富でイージーな2級の瀬が続く格好のツーリングコース。 揚川ダム放流133t
福島と群馬県の県境を水源とし、猪苗代湖などを経て新潟の日本海に注ぐ阿賀野川。下流域で日本の河川では最大流量を誇るだけあって、SUPツーリングに流れも水深も十分だ。
下ったのは三川から咲花のセクション。揚川ダムからしばらく下がったところからプットイン。テイクアウトは咲花温泉。ここにすると頭首工のバックウォーターを漕がねばならないため、本来は道の駅阿賀野の里で上がるのが理想だが、電車回送のためやむを得ない。
1時間に一本有るか無しの電車に乗って咲花駅から三川駅に移動。
三川駅から600mほど歩いてプットインに到着する。川原にファルトが一艇デポしてあった。さほどマイナーなコースでも無さそうだ。
水はさほどキレイとは言えないまでも、許容範囲内。浅いところなら川底も見透せる。流れは早すぎず、遅すぎず。瀞場は長すぎず、幾つものクラス1~2の瀬が現れる。
流量が多いので、エディラインやボイルはそれなりに強いが険悪なところはない。釣り人は少なくないものの、川幅が広く、真ん中を通っていれば、お互いストレスを感じない距離がある。
道の駅から阿賀野川下りの遊船が出ている。本来は三川からの川下りだが、先の水害により、今は道の駅から周遊コースで運行されている。
道の駅から既にテイクアウトの咲花温泉が視野に入ってくる。最後は向かい風の中、頭首工のバックウォーターを1kmほど漕いで終了。
豊富な水量に快調に流れる易しい瀬。江の川に似てファルトやSUPのツーリングに最適なコースである。
【当日のデータ】
プットイン:三川鉄橋
テイクアウト:咲花温泉
水量:揚川ダム133t
距離:12.9km
ボート:SUP
グレード:2級
所要: 2.5時間