ツーリングとして、板取川合流から関の千疋大橋までのコースを選択。しかし、まだまだしっかりした瀬がある。慣れるとインフレータブルツーリング艇で快速ダウンリバーも可能だが、ヘルメットにプロテクター、そして相応のホワイトウォーターのスキルが必要だ。メリハリがあって面白い区間。 美濃-1.01m、関 1.26m
2日目は、好天のなか、板取川合流から千疋大橋までのコースをツーリング。前回ゴールにした関観光ホテルから、さらに下流へと距離を伸ばす。
プットインして最初の瀬は、三角波が連続して迫力がある。ルートは素直に真ん中をまっすぐ抜ければよい。
それに続くざわついた長い浅瀬を新美濃橋の袂までスルスルと進む。美濃橋の河原では折しも長良川アウトドアフェスティバルが開催されており、カヤック体験でにぎわう。
そこから関観光ホテルまでの間、更に大きな瀬が3つほど現れるので、覚悟しておくこと。それらの瀬は、総じてルートはシンプルであるが、うまくルートに乗せられないと、ポワオーバーや隠れ岩に突っ込んでしまう。確実に進路修正しておかないと落水してしまうこともある。
右岸寄りの狭いカーブの瀬を過ぎると、東海北陸道の長良川SA脇の浅い落差のある瀬。その瀬のエンドが関観光ホテル前の河原だ。
その先、しばらく広い河原を進んで行くと、その先にまるで上流区間のような、風光明媚な深い渓谷の様相を示す。
瀞場を進むと、SUPにはそこそこキツいドロップが現れる。浅いので落水して怪我をしないように十分注意。
ドロップを過ぎると、再び長い瀞場。この辺り、流れは既に遅くなくなっており、助けは期待出来ない。向かい風に吹かれながら、ひたすらパドリング。
再び河原が広がってくると、テイクアウトの千疋大橋は目前。橋の下まで続くザラ瀬を下ってゴールとなる。
このコース、比較的危険性の少ないが、大きくカーブした瀬の、外側にあるテトラに寄りすぎないこと。浅いドロップで落水することを避けるため、ヒットしないルートの見極めと、安定した体勢取り、などなどホワイトウォーターの基本的な対処力は必要となる。
これから鮎釣りシーズンすると、下れなくなるであろう区間を、ツーリングのベストシーズンに下ることができた。
【当日のデータ】
水位:美濃 -1.01m、関 1.26m
プットイン:板取川合流右岸
テイクアウト:千疋大橋左岸
距離:13km
所要時間:3時間
ボート:インフレータブルSUP
グレード:2.5級