奈良吉野川ミドルアッパー大滝下セクション 2012.10.06 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

この区間は今回が初めて。短めのコースであるが、有田川明恵峡や日高川檜皮の滝風の瀬が密度高く続く。そしてゴール前に信じられないスケールで核心が。 大滝ダム放流37.4t
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この区間は三回目というSWIMDOG氏がガイドを務めてくれた。
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大滝ダムの稼動により、水量の読みに確実性が増している。ダム直下の滝を避け、その下の音無川からプットイン。水面に出てみれば、流速は早く波は高い。
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SUPへの誘惑を絶ちカヤックにしておいて正解。ピリッとした瀬と流水の瀞場が、メリハリ、テンポ良く現れる。
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時々、プレイフルなウエーブにも出会えるプレイボートライクな川であるが、それは一定以上のスキルをクリア出来てのこと。
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ナラヨシのポピュラーな区間とは違って、瀬は荒々しく、岩は尖り、アンダーカットなどもしっかりある。

そして核心は、ゴールから500mもない地点にある長く巨大なドロップ。
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その最下部は、両岸が深いゴルジュ、しかもどちらにもアンダーカットが待ち受ける。チャレンジするメンバーのバックアップを行う。
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上段からバックウォッシュをものともせず真ん中を突っ切り、下段を真ん中を維持して見事成功。ルートはわかったが、慎重を期してここはポーテージした。
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バックアップには入れるが、いざとなったら、レスキューは難しいだろう。
瀬のバラエティー、渓相、どちらも素晴らしい区間である。
この日は、二本目として核心手前までをもう一度下った。


【当日のデータ】
水量:大滝ダム放流37.4t
プットイン:音無川流入
テイクアウト:清谷寺付近橋左岸
所要時間:2時間
距離:5km
ボート:プレイボート
グレード:4級