千代川リバーSUPダウンリバー 2019.11.24 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

勾配は緩やかで総じて浅いが、クラス2上限のいくつかの適度な瀬と、市街地までしっかり流れているフラットウォーターで快適。特にこの時期は鮭の遡上が見られ、リピート確実なSUP向きツーリングコース。 行徳0.45、袋川原-0.69

 

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少ない情報からは川下り自体の面白さはあまり期待できなさそうだったが、初の鳥取の川であり、鮭の遡上が見られるかもという期待もあり、天気も好転し追い風も期待でるということで決行。事前準備として、ツーリングのバイブル「日本の川地図101」とネット情報を参考に、Googleマップを駆使しプットインとテイクアウトを選定。いずれも先人とは異なるが最善の場所を見つけることができた。

 

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道の駅清流茶屋かわはらに集合し、先ずはこの川のメインの瀬である用瀬を見に行くが、水量不足で案の定下れない(プラス15-20㎝は欲しいところだ)。プットインは予定通り道の駅近くとしてテイクアウトに移動。テイクアウトで準備してから、4名車1台でプットインに戻ってスタートする。

 

 

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プットインから快調に流れがある。上流の工事の影響か水はやや濁っている。直ぐ、左側に水門を備えた大きな堰堤がある。この時は水門が閉まっていて、左岸の石垣に取り付いてポーテージしたが、水門が開いている場合、水門の右側に取り付いくのが良さそうだった。

 

 

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1.5kmほど進んで八東川と合流するまでは水量が少ない。ハ東川の清流が混じると、水質が良くなる(このあと、生活排水が入ったりして一進一退しながら、そこそこの透明度をキープしていた)。

 

 

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クラス1の瀬がほとんどだが、稀にクラス2の瀬もある。水量が少ないせいもあり、橋脚絡みのコースはタイトで、ツーリングコースの瀬としては難しかった。

 

 

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ツーリングするには十分な流れだが、コースはほどんどの所で水深が浅い。瀬でのフィンヒットはもちろん、フラットウォーターでもパドルを川底に当ててしまうほど。川床ほ小さ目の丸石か砂で覆われている。

 

 

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大きくくの字に流れを塞いでいる巨大な堰堤。右側に大きなスロープと右岸ベタに魚道があるがSUPは通れない。くの字の角にできた中洲から上陸してポーテージ。

 

 

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ポーテージして下に降りると、浅い岸辺に何やら白いものが沈んでいる。大きな魚、鮭だった。探すと他にも2〜3見つかり、さらにその周りを観察すると、水中に猛スピードで走る影。この堰堤に阻まれて、鮭がここに溜まっているらしい。本当はもっと上流に行きたいと思うのだが、ここでようやく見られたが複雑な心境になる。

 

 

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ここから下流で、ちらほらと魚影と死骸が見られたが、死骸の痛み方から推測すると、ピークから半月ほど過ぎてしまっているように思えた。

 

 

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石を敷き詰めて緩い傾斜を成した堰堤は、自然には馴染むが滑り易い。薄く水を被っている右岸ベタを滑らないようにポーテージ。

 

 

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街に入ってから、水面近くに張られた鳥よけのテグスが何本かあって注意が必要。一応、リボンの目印が付いているが、日数が経っており目立ち難い。

 

 

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千代大橋とJRの鉄道橋の間にある堰堤は、堰堤というより護岸のブロックを沈めた形で、真ん中と左の2箇所で流れを通しており普通に通過できる。コースの堰堤はこれで合計4つとなる。

 

 

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あとはテイクアウトまで500メートル程の瀞場を漕いで終了。直ぐ下流の八千代橋のところに堰堤があり、そこから海まではひたすら瀞場なので、これで終わるのが頃合いだ。水量はこれが下限という感じで、あと10㎝もあればもっと快適になるだろう。

 

 

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[当日のデータ]
水量:行徳0.45、袋川原-0.69
プットイン:千代川水辺プラザ
テイクアウト:千代河原市民スポーツ公園
距離:14.0㎞
高低差:27m
時間:3時間
グレード:クラス2-
使用艇:STARBOARD RIVER 10’11”