狩野川リバーSUPダウンリバー 2019.11.16 | TM's リバーカヤック・SUP ログ

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川のカヤック、SUPの記録
【免責事項】川でのパドリングは、自然・人工の危険があり、命に関わる可能性があります。内容は経験と技術により実現されるもので、これを参考にするのは適切ではありません。内容は個人的なもので、勤務先や所属団体に関わりありません。

富士山に視界を愉しませながらゆったりツーリング。しかし、クラス2の瀬もあり多少のホワイトウォータースキルは必要。SUP向きのコースとなっている。 大仁-0.96、千歳橋0.10、古奈8.53m

 

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狩野川は伊豆半島随一の川で、太平洋側の川としては非常に珍しく、北西向きに海に注いでおり、下りながら、行く手に富士を眺められる稀有な川だ。カヤックやSUPのツアーやイベントも開催されている。テイクアウトの有力候補だった川の駅伊豆ゲートウェイ函南は、フリーマーケットで駐車場が封鎖、河川敷公園も10月の台風の復旧工事中。他の河岸を探してみたが、流木や泥の堆積で足場が悪く、河原に降りれそうな道は全てチェーンで封鎖されている。河原の復旧工事や土手の草刈りなども重なり、車をおけるような余地ほとんどなかった。なんとか日守山登山口駐車場に駐め、その近くのアクセスポイントをテイクアウトにすることができた。一方、プットインは神島橋に目星を付けていたが、この時期にも関わらず、なんと鮎師が鈴なりに流れに入っている。遠慮して、下流の大門橋からプットイン。ここもチェーンで封鎖され、車を下ろすことはできず、右岸上流の土手の上で準備する。

 

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自転車回送を済ませ、プットインすると、心地良いムービングウォーターから始まる。

 

 

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瀬は、クラス2が2〜3箇所というところ。総じて素直だが、SUPには浅くてルートを選んでも、多少のフィンヒットは避けられない。もう10cmほども水位がある時は良いと思う。

 

 

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コース中、3箇所ほど富士山を真正面に捉えるところがあった。それ以外に、右に左にと場所を変えて姿を現わす。水は澄んでおり匂いも感じられなかったが、超清流というほどではない。川相は穏やかだが、ほとんどの瀞場は心地よく流れているので、非常に快適に進む。

 

 

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先月の台風の増水で、岸の木がなぎ倒され荒れている。いくつか大きなログが流れの中にあった。鵜と鷺の群れに何度も遭遇。なかなか見ない数の大きな群れだった。

 

 

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狩野川放水路と、その直ぐ下流のさくら公園の辺りで、かなり強い向かい風に吹かれる。放水路の所の山の間を海から風が来ているようだ。ここを漕ぎ抜けるとコースの約半分を消化したことになる。

 

 

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向かい風を脱すると、再び心地よいせせらぎとムービングウォーターの穏やかな水面が続く。

 

 

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視界のあちこちに場所を変える富士を追いかけているうちに、テイクアウトに到着。本来足場の良いコンクリの排水口が、泥を被ってヌルヌルの斜面になっていたが、それでもここは、この日の貴重な上陸ポイントだった。

 

 

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関西からは遠く、気軽に来られる川ではないが、いつものゲレンデから気分を変えて、のんびりツーリングに、東海、関東のパドラーにオススメだ。

 

 

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[当日のデータ]
水量:大仁-0.96、千歳橋0.10、古奈8.53m
プットイン:大門橋右岸上流側
テイクアウト:左岸日守山登山口駐車場下流側
距離:8.6㎞
高低差:29m
時間:1.5時間
グレード:クラス2-
使用艇:STARBOARD RIVER 10’11”