東京の写真です。

 

 

さて。

 

昨日実家から自転車で自宅に帰る途中、いつも通る海岸で、何やら

真剣に採取している人たちが。

 

夫が、近づいて何をとっているのか見たい、というので

(夫は日本語ができないので、コミュニケーションを私に求める)

普段海水に隠れている辺りが引き潮で遠浅の海岸に。

ぐんぐん水際のほうに歩いていくと、牡蠣を大量にとってました!

 

「へー、牡蠣ですか?!」

 

と言ったら、日本語が分からない中国の人でした。

近くにいた仲間に中国語で話しかけて、その人が

 

「はい、食べれます」

 

と。そして満面の笑みでバケツいっぱいに貯めた殻からとった牡蠣

を摘まんで差し出してくれました。

 

私、牡蠣にあたったことがあるので、正直生牡蠣は怖い…。

しかも阪神工業地帯の泳げない海の牡蠣。

 

「えー、いえいえ結構です」

 

と言ったのですが、満面の笑みのままどんどん差し出してくるおば

ちゃん。

スペイン南部のおばちゃんに似てます。

強引な感じに優しい。

 

夫まで

 

「もらいなよ、おいしいって」

と受け取るように催促してきました。

もう、どうにでもなれ!という気で受け取ろうとすると

我が子が

 

「ママ、やめて、絶対やめて。お腹痛くなるって、ママやめてー」

と必死に腕にしがみついてきた!

 

だよね…。

 

「やっぱり結構です」

 

というものの、おばちゃん、やっぱり満面の笑みで牡蠣を差し出し

てる…。

おばちゃんは、悪い人じゃないはず。

もういいや。

 

「ママ―っ」

叫ぶ子供の手を振り切り、受け取って食べました。

 

お、おいしい!

 

夫もおばちゃんに差し出されてもらって食べました。

(ここで受け取らなかったら、問題です)

 

おいしい!

ありがとうと言って、その辺にゴロゴロある殻付きの牡蠣をおばちゃん

の前に置いて帰りました。

 

その後用事があって母に電話したついでに

 

「あそこの海岸で中国の人たちが牡蠣いっぱいとってたよ!1個もらった、

めっちゃおいしかった」

 

と言ったら

 

「バカッ」

牡蠣は8時間後にくるからね、覚悟してなさいよ。

と、叱られました。

 

母によると、牡蠣はずっと昔からこの辺りの(阪神工業地帯の一角)の海

にいます。それは、海水の浄化のために植え付けられた(?)から。

汚れた海水のゴミを食べているから毒がある…場合も。

自然環境のためにある牡蠣なのだから、それを大量に採るのはいけない

こと。

 

と説明されたら納得です。

 

確かに中国の人10人くらい必死に大漁に採ってたので、もう牡蠣大分

なくなっています。空の殻はその辺に放りっぱなしでしょう。

 

とにかく、8時間後、お腹が大丈夫だったので良かった。

おいしかったけど、もうあんなロシアンルーレットみたいなことはしたく

ないと思いました。