写真のこれ、昔のキャンディーです。
くれたお店の人に、
何味ですか?
と聞いたら、
アメの味です。
昔のキャンディーは、みんなこの味でした。
と言われました。
確かに、どこか懐かしいアメの味…。
ピロポス。
という名前のキャンディーです。
ピロポスとは、スペインの伝統的な習慣で、男性がきれいな(とか、それらしい)女性に、やじをとばすこと。
ヒューヒュー。
とか、
よっ、別嬪さん。
とか。
ちょっと知り合いだったり、すれ違い以上の時間があれば、もうちょっといろんなこと言ってたみたいで、そのいろんなことが、パッケージの紙に綴られています。
最近は、世界的にセクハラが問題になっていて、スペインでもこの習慣について問題がおきていました。
時代は変わりましたね~。
私がスペインに来てスペイン語を勉強していた17年前は、クラスメートの北ヨーロッパの女の子たちが、このピロポスをめっちゃ嫌がっていました。
当時のスペインでは、無視すればいいだけのことで、そんなに嫌がっている人はいなかったと思うのですが。
ヒュー、金髪ちゃんっ。
とか言われて、とっても怒っていました。
今はスペインでもそういう風潮になってきていて、なくなりつつある風習かもしれません。
そういえば、私も来た当初、ピロポス言われたことあります。
夏にミニスカワンピースにヒールの靴で、バルのテラス席の横を通り過ぎたときに、ビールを飲んでいた男性グループが、とりあえずお決まりで(ミニスカだったので)
ヒュー。
とされたら、その瞬間ガクッとこけて大爆笑されました。
ピロポス、面白かったけどね、よく言われる人は気持ち悪いんでしょうかね。