写真は、南スペインのセビーリャという大きな街の郊外で食べた
チーズ。
白カビが思いっきり生えてますね~。
ブラシでこすってきれいにする前の、製造途中のものです。
スペイン各地を巡ってみて、普段からスペイン以外のチーズも
食べていますが(コレステロール要注意なのに)、これまで食べ
たなかで一番かも!と思ったチーズです。
大企業を脱サラした方が、自宅の地下で少量を一人で作って
います。
自宅の地下といっても、コンピューターで湿度やバクテリアや
なにもかもしっかりコントロールされているプロっぽい工房だ
ったのですが、驚いたのは、チーズに凝固剤が使われていな
いという点。
環境を設定して、維持すれば、ミルクがチーズに!
ヤギのチーズだったのですが、初めての軽やかさ、滑らかさ。
代々チーズを作っている家系で、チーズを作っている人もいれ
ば、彼のように人生の途中からチーズ作りの生活に切り替える
人もいます。
ピレネー山脈のほうの村とかだと、バルセロナから移住して
チーズ作りをしている人たちもいます。
ちなみに彼のチーズは、地元でしか食べられないのですが、
セビーリャのデパートや高級レストランに販売されていて、とて
も評判がいいそうです。だと思います。
バルセロナで食べられないのが残念。