いっぱい釣り下がっている袋、これ何でしょう?

 

ボタ。

 

というもので、昔ワインを入れて持ち歩かれていたもの。

 

通称ラッパ飲み袋。

 

牛革で、今作られているものは中にラテックス(ゴム)の袋が

入っています。

 

昔は牛革1枚だったので、洗わずに使っていたとか。

うーん。

衛生的ではないですね。

 

これと、パンとチョリソ(ソーセージ)とか持って畑仕事に行って

とか。

 

もう今そんな人は皆無なので、ボタはどんどん市場から消えて

います。

職人さんも減っています。

 

そんななかログローニョという街に「ボタス・リオハ」というボタ

専門店がありました。

 

現在5代目さんが店を切り盛りしていて、なんと1865年から

続いています。

 

店の片隅で皮を模って(えんぴつみたいなので)はさみで切っ

て…とほんとに手作りでした。

 

でも買う人ってどんな人なのかな。

何に使うのかな。

 

と思ったら

 

何かの記念にプレゼントしたりしているそうです。

グループでお揃いのデザインのものをオーダーしたりして。

部屋に飾ってもレトロでかわいいかも。

スペインレストランやバルならなおさら。

 

こういう手工芸は生き残ってほしいと思います。

モダンにリメイクして再ブームを巻き起こす、とかできない

でしょうか?

 

ワイン入れとしてはちょっと厳しいか…。

 

そういばアルゼンチンやウルグアイの人は、マテというお茶

を飲むのですが、多くの人がマテグッズを持ち歩いてどこで

も飲んでます。

 

お湯を入れたポットと、マテ専用のコップ?とストロー、茶葉

がセット。

砂糖がいる人は砂糖もか。

 

 

いやー。

そんなに持ち歩いてまで飲みたいの?

 

 

バスの中で立ちながらマテって、それ今

必要?!

 

 

と思うけれど、彼らにしてみたらそれが普通なんでしょうね。

(もちろん人によって、1日1杯でいいと言う人もいます)

 

 

スペインではマテの代わりにワイン袋を提げていつでもど

こでもワインを飲んでいた…そんな時代もあったんですね。