バルセロナには、インターナショナルな高級ブティックが並ぶ
パセジ・デ・グラシアという通りがあります。
通りがかったら、見たことのない景色。
店の入り口に列が!
新しいお店でもできたのかと思ったら。
ルイ・ヴィトンでした。
お店は確か、ここ数年で移転して新しくなったはず。
しばらくお店に入ってないな…。
並んでいたのは、皆中国の人たちみたいです。
日本もそうだって聞きましたが、バルセロナでもパセジ・デ・
グラシア通りを高級店の袋を持って歩いているのは中国人
ばかり。
凄いですね、勢いが。
お洒落なレストランにも中国人のウェイトレスがいて、時代
は変わったなーと思いました。
私がソムリエをしていた店に中国人の同僚がいたのです
が、彼女は
人生の勉強のため。
ということで、親からバルセロナの親戚の元に預けられ、
レストランを営む家族だったので、部屋一室と食事は出し
てもらえたけれど、給料ゼロという状況で何年もいたそう
です。
スペイン語を覚えて、ホテルのレストランに採用されたと
きは、給料がもらえる、ということがとても嬉しかったとか。
で、周りの中国人にはめちゃくちゃ嫉妬されたそうです。
なかなか家族や親戚のお店から抜け出せない人が多か
ったみたいで。
中国人が接客でスペイン人経営のお店に採用されると
いうのは、10年前はまだ難しかったのです。
今では引く手あまた。
私の同僚だった中国の子は、給料をもらえるのが嬉しす
ぎてかなり浪費していました。
買い物に行ったら、カードの残額がなくてレジで止められ
たとか、しょっちゅう。
彼女のように皆さん、豪快に爆買いしているのでしょうか。
ヴィトンで並んでどんな商品を買っているのか、ちょっと
知りたかったな。
スペイン人はユニクロオープンを心待ちにしているって
いうのに!