南スペインの山中で、羊飼いのおじいさんと羊たちに遭遇。

 

これこれ、こういう写真がほしいのよー。

 

と、止まれない車道なのにちょっと先でなんとか停めてもらって、駆け出していって

おじいさん羊飼いに話しかけました。

 

羊のミルクでチーズとか作ってるんですか?

 

は?作ってねーわいっ

 

思った反応と違って、ちょっとこわいけど、めげない私。

 

かわいい羊たちですねー。写真撮っていいですか?

 

おじいさん、なんか言いたげ・・・。

 

あの、よかったらおじいさんも一緒に撮っていいですか?

 

あの、あの、あのなあ、それで誰かがわしに危害を加えたらどうするんじゃー。

 

へ?

 

全然意味が分からなくて茫然。

 

それ、そんなもので、わしに害を与えようと・・・。

 

なんで私があなたに害を加えなきゃならないんですか?

 

あんたとは言っとらん。

 

あ、あなたに害を加えたがってる人がいるってことですか。わ、それはすみま

せんでした。もちろん撮りません、さよなら。

 

ってことじゃなくって、誰かが誰かに!

 

唾とばしながらまくしたてられて、驚いた!

 

どうやらハイジのおじいさんみたいな人で(ほんとはいい人だと思う、多分)

人と関わることがなく、魔術とか信じてるみたい(写真撮られてとうのとか?)

な、おじいさん。

 

そういう人もいるよね。

撮りすぎて忘れてた・・・。

 

こんなやりとりのせいで、羊たちはおじいさんをおいて、さっさと進んでいっ

てしまい、おじいさん、羊たちに激怒。

羊飼い用の犬も私と遊びたくて、羊の誘導を忘れてしまってて。

 

おじいさん、ごめん。

 

ちなみに、車に戻って主人と子供にやりとりを話したら、子供に

 

ママ。それ、窓から全部見てた。

 

と言われてしまいました。