写真のような平和なバルセロナの地中海。
(写真は夏のものです)
こんな地中海ですが、シリアやアフリカの人たちの移民船が毎日のようにきています。
移民船なんて上等なものじゃなくて、ボート、みたいなのに、ぎゅうぎゅう詰め。
妊婦さんも赤子もみんな。
最近はトランプさんでもちきりですが、少し前まではニュースで毎日取り上げられていて、本当に胸が痛みます。
2016年だけで5000人もの人が航路で命を落としたとか。
自国にいられなくて、可能性に賭けて命がけで地中海を渡ってくる人々。
無事に上陸できて、大喜びで歌ったりしている姿が報道されたこともありました。
スペインは、仕事がないけれど、これらのニュースにかなり同情的で、少ないと世間は言っていますが、実際に移民として受け入れているそうです。
どこかの国の女性カメラマンに蹴られて話題になったシリアの男性も、スペインが受け入れたとか。
靴や洋服を送ろう、という活動もあるし、移民船が着く沿岸では、ボランティアもいるそうです。
いつだったかは、真夏のリゾートビーチに船が着いて、ギャップがすごすぎる映像がニュースで放送されていました。
スペインを足場にして北上したい人たちが大半だと思うのですが、ヨーロッパに着いても厳しい現実はあると思います。
それでも自国にいたときよりは平和な、それぞれが望むものが掴めるよう心から願います。